NECは19日、2012年秋冬PCの新製品として、23型液晶一体デスクトップPC「VALUESTAR W」の新モデルを発表した。3D対応モデル・通常モデルの計2モデルをラインナップし、Windows 8やThunderboltを搭載する。

価格はオープンで、店頭予想価格は偏光式3D液晶搭載の「VALUESTAR W VW970/JS」が245,000円前後、「VALUESTAR W VW770/JS」が225,000円前後。発売は10月26日。

VALUESTAR W VW970/JS(ファインブラック)

「VALUESTAR W」は、23型のIPS LED液晶を採用した液晶一体型PCで、同社デスクトップPCの最上位シリーズとなる。新モデルではWindows 8 64bitを搭載したほか、ハードウェアとしてはThunderboltコネクタや、クアッドコアCPUのIntel Core i7-3630QMを搭載するなどの強化を行なっている。

テレビ機能では、テレビ機能搭載PC共通のタッチパッドリモコンを同梱。また、視聴中の番組に関するTwitterのつぶやきを表示する「つぶやきプラス」を強化した。

具体的には、番組に関するツイート数をグラフ化し、その番組がどれくらい盛り上がっているかをチェックできる「つぶやきメーター」や、録画番組でつぶやき内のワードを検索し、キーワードが最初にツイートされた箇所から番組を観られる「つぶやきシーン検索」といった新機能が追加された。また、従来はキー局のみの対応だったが、地方局にも対応している。

このほか、Webカメラを使用したハンドジェスチャでテレビ番組の操作ができる「ハンドパワー」機能を搭載。新モデルが提供されるタイミングでiOS/Android向けにリリースする、スマートフォン用リモコンアプリ「smartリモコン」にも対応する。電源オフから2秒でテレビが視聴できる「ぱっと観テレビ」も引き続き搭載している。

VALUESTAR W VW770/JS(ファインホワイト)

VALUESTAR W VW770/JS(クランベリーレッド)

VALUESTAR W VW770/JS(ファインブラック)

「VALUESTAR W VW970/JS 」と「VALUESTAR W VW770/JS」の大きな違いは偏光式3D液晶か通常の液晶かで、主な仕様はほぼ共通。CPUがIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが約3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ(「VW970/JS」はブルーレイ3D対応)。

液晶ディスプレイは23型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(1,920×1,080ドット、「VW970/JS」は偏光板方式3D対応)、OSがWindows 8 64bit。テレビチューナーは、地上・BS・10度CSデジタルチューナー×1(ぱっと観テレビ用)、地上・BS・10度CSとひかりTVに対応したデジタルテレビチューナー×2。

本体サイズと重量も共通で、約W560×D237×H447mmと約9.6kg。本体カラーは「VALUESTAR W VW970/JS」がファインブラックのみ、「VALUESTAR W VW770/JS」がクランベリーレッド、ファインホワイト、ファインブラックの3色。