東芝は19日、同社のPCブランド「dynabook」の2012年秋冬モデルとして、液晶一体型のデスクトップPC「REGZA PC」2シリーズを発表した。価格はオープンで、店頭予想価格は23型の「dynabook REGZA PC D732」が210,000円前後。21.5型の「dynabook REGZA PC D712」ではCore i7搭載モデルが190,000円前後、Celeron搭載モデルが120,000円前後。発売日はいずれも10月26日。

全機種にWindows 8を採用。Windows 8向けの新アプリケーションも搭載し、使い勝手の向上を図った。

Windows 8向けの新アプリケーションとして、写真のExif情報などをもとにタイムラインやカレンダーで表示できる「思い出フォトビューア」、EPUB 3形式などの電子アルバムを作成できる「MediaBook Express」といったものを、Windows ストアアプリに用意。

また、デスクトップ画面向けに「デスクトップアプリメニュー」を用意。すべてのアプリを一覧表示し、「コンピュータ」や「マイドキュメント」、「コンロールパネル」などへも1クリックでアクセスできる。ほか、Skypeのビデオ通話を録画できるソフトを搭載している。

ハードウェア面では、共通で抗菌タイルキーボードを付属している。

dynabook REGZA PC D732

dynabook REGZA PC D732(リュクスホワイト)

dynabook REGZA PC D732(プレシャスブラック)

dynabook REGZA PC D732(シャイニーレッド)

23型フルHD液晶一体型の「dynabook REGZA PC D732/V9」は、最新クアッドコアCPU搭載のシリーズ最上位。従来モデルから外観に大きな変更はないが、Windows 8に加えCPUに「Core i7-3630QM」を採用。また、HDD容量を2TBから3TBへ強化し、新たにIEEE802.11aやBluetooth 4.0にも対応した。

主な仕様は、CPUが第3世代のIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 8 64bit版。Microsoft Office Home and Business 2010(SP1)が付属する。

主なインタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN×1、USB 3.0×4、USB 2.0×2、HDMI入力×1、D4入力×1、ヘッドホン出力、マイク入力、アンテナ入力。約100万画素Webカメラ、ブリッジメディアスロット×1。テレビチューナーは、地上デジタル×1(今スグTV)、地上/BS/110度CSデジタル×2。

本体サイズはW562×D190×H439mm、重量は約9.5kg。カラーはリュクスホワイト、プレシャスブラック、シャイニーレッドの3色。

dynabook REGZA PC D712

dynabook REGZA PC D712(リュクスホワイト)

dynabook REGZA PC D712(ダークグリーン)

dynabook REGZA PC D712(メローボルドー)

21.5型のフルHD液晶で2足スタンド型の「dynabook REGZA PC D712」は、Celeron搭載モデルのみのラインナップから、「dynabook REGZA PC D732」と同じくCore i7搭載のモデルを追加。Celeron搭載モデルと合わせ、計2モデルのラインナップとなる。カラーはいずれもリュクスホワイト、ダークグリーン、メローボルドーの3色。

Core i7搭載の「dynabook REGZA PC D712/V7」の主な仕様は、CPUが第3世代のIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 8 64bit版。Microsoft Office Personal 2010(SP1)が付属する。

主なインタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI入力×1。約100万画素Webカメラ、ヘッドホン出力、マイク入力、ブリッジメディアスロット×1。テレビチューナーは地上/BS/110度CSデジタル×2。

Celeron搭載の「dynabook REGZA PC D712/V3」の主な仕様は、CPUがIntel Celeron B830(1.8GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(2GB×2、最大8GB)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8 64bit版。Microsoft Office Personal 2010(SP1)が付属する。

主なインタフェースは「dynabook REGZA PC D712/V7」とほぼ同等だが、無線LANがIEEE802.11b/g/n、テレビチューナーが地上デジタル×1となる。本体サイズと重量は共通で、W552×D174×H388mmと約6.5kg(最小傾斜時)。