米Googleは10月18日(現地時間)、Samsung Electronicsと共に開発した「Samsung Chromebook」を発表した。CPUはデュアルコア1.7GHzのExynos 5 (Cortex-A15)。11.6インチ(1366×768)のディスプレイを搭載し、価格は249ドル(約19,700円)。これまでで最も低価格のChromebookだったAcerのAC700 (Wi-Fiモデル)より50ドルも安い。
Chromebookは、GoogleのクラウドサービスおよびWebアプリを利用するためのOS「Chrome OS」を搭載したノートPCだ。起動は10秒以内。Googleアカウントにログインするだけで簡単に自分の環境を呼び出せ、ログインする度にOSが最新版に自動アップデートされるのが特徴。Google専用パソコンと呼べる特殊なノートPCだが、10インチ・タブレットと十分に競争できる249ドルという価格ならば、WebとWebアプリを手軽に使いたいという人が興味を持つとGoogleは期待している。Chrome & Apps担当シニアバイスプレジデントのSundar Pichai氏は、Samsung Chromebookを「すべての人が親しめるコンピュータ」とアピールしている。
Samsung Chromebookは、メモリーが2GB、ストレージは16GBのSSD。Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 3.0、VGAカメラ、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMIポート、ヘッドフォン端子、SD/SDHC/SDXCカード対応スロットなどを備える。本体サイズは、11.4×8.1×0.7インチ(約289.6×205.7×17.8ミリ)で、重さは1.1キロ。バッテリー駆動時間は6.5時間以上。購入者にGoogleは、Google Driveの100GBのクラウドストレージを2年間無料で使用できるクーポンを提供する。Samsung ChromebookにはWi-Fi+3Gモデルもあり、価格は329ドル (約26,100円)となっている。
米国ではAmazon.com、Best Buy、TigerDirect.com、Neweggなどで予約受付が始まった。間もなくGoogle Playでも販売を開始するという。