JR東日本千葉支社は来年2月9~11日、蒸気機関車C61形20号機の牽引による列車「SLおいでよ銚子号」を成田線佐原~銚子間で運行する。2013年1~3月に実施される房総の観光キャンペーン「おいでよ房総 春! いろどり」に合わせた企画で、成田線でC61形20号機が運転されるのはこれが初めて。
C61形20号機と旧型客車6両、DE10形ディーゼル機関車という編成で、「SLおいでよ銚子号」の名称で運行(佐原駅13時50分発、銚子駅15時50分頃着)。なお、折り返しとなる銚子~佐原間ではDE10形ディーゼル機関車が先頭となり、「DLおいでよ佐原号」として運行(銚子駅10時30分発、佐原駅12時30分頃着)される。
蒸気機関車C61形20号機は1949(昭和24)年に誕生。旧国鉄の青森機関区や仙台機関区で活躍した後、1971(昭和46)年に宮崎機関区に転属。1973(昭和48)年に引退した後、群馬県伊勢崎市の華蔵寺(けぞうじ)公園遊園地で静態保存されたが、復元工事により2011年6月に38年ぶりに復活。上越線の高崎~水上間などを運行している。千葉県内での運行は、今年2月の千葉みなと~木更津間での運行に続いて2度目となる。