「マイケル・ジャクソン展―ザ・コレクション・オブ・トンプキンス＆ブッシュ：マイケル・ジャクソン」のプレス内覧会が17日、東京・墨田区の東京スカイツリータウン内にある東京ソラマチスペース634で行われた。

「マイケル・ジャクソン展」　拡大画像を見る

11月12日まで同所で開催中の「マイケル・ジャクソン展」では、"キング・オブ・ポップ"として知られ、2009年6月25日に急逝した米歌手のマイケル・ジャクソンが愛用したステージ衣装や小物等のアイテム100点以上を展示。マイケルのファッションスタイルをテーマにした同コレクションは、5月のチリ・サンティアゴを皮切りに、イギリス・ロンドン、フランス・パリと世界各都市で開催され、日本は世界最終公開。展示会終了後は、11月31日から3日間、米・カリフォルニアのジュリアンズオークションに出品されるため、展示された衣装の一般公開は同展が最後となる。

デンジャラス・ツアーで着用したゴールドのレオタード

デンジャラス・ツアーでの弾薬ベルトのモチーフが印象的なブラックジャケット

マイケルのイメージを印象付けたクリスタル・グローブ。スワロフスキーのクリスタルが一つひとつ手縫いされている

デンジャラス・ツアーで「Beat It」を歌う際に着用した蛇革のビートイット・ジャケット

会場は、「The Legend ZONE」、「King of Pop ZONE」、「The Jacksons ZONE」、「On stage ZONE」、「Off stage ZONE」、「Atelier Bush ZONE」の6コーナーに分けられ、実際にマイケルが着用している大判写真と共に衣装を展示。「The Legend ZONE」では、1992年から1993年のデンジャラス・ツアーでのゴールドレオタードや弾薬ベルトのモチーフが印象的なブラックジャケット、白く輝くクリスタルグローブが陳列され、「King of Pop ZONE」では、サイン入りのスリラー・ジャケットなどアルバム「スリラー」に関するアイテムを展示(会期前半のみ)しており、ファンならずとも大興奮のアイテムがズラリ。また、ジャクソン5やジャクソンズ時代のポップな衣装や、1991年のアカデミー賞授賞式で米歌手・マドンナのエスコートをした際の白ジャケットなども必見だ。

Jパークコレクションのスリラー・ジャケット。背面には“Love Michael Jackson”とサインが入っている

1987年のバッド・ツアー日本公演で着用した革ストラップにバッジが並ぶブラックジャケット

ビーズで覆った白ジャケットは、アカデミー賞授賞式で米歌手のマドンナのエスコート役として出席した際に着用

前面の編込みロープとブローチが印象的なジャケットは、1990年に当時のジョージ・ブッシュ大統領を訪問した際に着用

デーブ・スペクター

プレス内覧会には、マイケル・ジャクソンのステージ衣装のデザインに携わったマイケル・ブッシュ氏、ジュリアンズ・オークションのCEOダレン・ジュリアン氏、音楽評論家の湯川れい子氏、音楽プロデューサーの西寺郷太氏、タレントのデーブ・スペクターが出席し、湯川氏は「衣装を見るとステージの躍動感が、頭の中で再現されますね。あのマイケルは、こんなに小さかったんだって実感する。何となく切ない」と感激もひとしお。マイケルの大ファンだというデーブは「マイケルを近く感じるね。靴や小物もたくさんあって最高。オークションに出されるとこんなにまとめて見れないので、最後のチャンス」と語り、買ってみたい衣装を聞かれると「アカデミー賞授賞式の白ジャケットは年末特番で着れそう。買って、やくみつるさんに売りつけようかな」とジョークを飛ばしていた。

『マイケル・ジャクソン展』は、18日～31日の「THRILLER stage」、11月1日～12日の「BAD＆DANGEROUS stage」とメイン展示を前半・後半に分けて開催。当日券は大人1,800円（土日祝は2,200円）、高校生・大学生900円(土日祝は1,100円)、小・中学生400円(土日祝は500円)で、前売り券、プレミアムグッズ付きチケット10,000円も発売中。