光岡自動車は18日、電気自動車「雷駆-T3(ライクT3)」を発売する。最大積載量100kgのトラックタイプで、軽自動車と原付自動車の中間に位置する3輪タイプの車両だ。
光岡自動車はこれまでに、原付四輪のマイクロカーEVシリーズ「MC-1TEV」や「コンボイ88」などを販売しており、その製造ノウハウとユーザーからのフィードバックを蓄積している。こうした知見をベースに開発したのが「雷駆-T3」だ。
同社は日本で積載量60kg(原付2種)から350kg(軽自動車)の間の中間的な積載車輌がない点に着目し、「雷駆-T3」の積載量は100kgとしている。広く使いやすい荷台を持ちながら、キャビンには屋根もフロントガラスもないなど、きわめてシンプルなのが特徴だ。用途としては宅配を含むデリバリーサービスを想定しており、こうしたサービスに対して従来にはない革命的な利便性、効率性を発揮するとしている。
同車の法的な位置づけは250cc以下の側車付軽2輪車、いわゆるトライクとなる。従来、トライクは乗用であり、積載は前提とされていなかったが、国土交通省の新たな判断により、定員2名、最大積載量100kgという仕様で型式認定を取得。同時に経済産業省のクリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金の対象車輌として正式に認定されている。
4種類のグレードが用意されており、航続距離は40~60km、充電時間は4~6時間。価格は129万5,000~143万5,000円。