日本ヒューレット・パッカードは18日、Windows 8搭載の法人向け10.1型タブレット「HP ElitePad 900」を発表した。企業がタブレットに求める仕様を詰め込んだとし、2013年2月下旬以降の発売予定。価格は未定となっている。

HP ElitePad 900

ひとかたまりのアルミを削りだしたユニボディや、画面(ガラス面)には0.7mmのCorning Gorilla Glass 2を採用。高い堅牢性を実現している。また、紛失時に遠隔ロック/データ消去が可能など、高いセキュリティ環境も提供。

本体のインタフェースはMicroSDカードスロットやシステムコネクタなど最小限にとどめ、USBポートはHDMI出力といったインタフェース類は「ジャケット」(クレードルのようなもの)に設けている。ジャケットにはバッテリージャケットとキーボードジャケットがあり、前者を使えば最大約18時間のバッテリ駆動、後者を使えば物理キーボードを持つクラムシェル型ノートPCと同じ感覚で利用できる。

予定されている仕様は、OSがWindows 8またはWindows 8 PRO、メモリが2GB、ストレージが32GB SSD、液晶ディスプレイが10.1型マルチタッチ対応で1,280×800ドット、ネットワークがIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、センサーが加速度センサー/デジタルコンパス/ジャイロセンサー/周辺光センサーなど。近距離無線通信として、セキュアエレメント対応のNFCリーダーが搭載される。バッテリ駆動時間は約10時間。本体サイズはW178×D261×H9.2mm、重量は約680g。

オプションとして、シリアルポートアダプタ、HDMI&VGAアダプタ、Ethernetアダプタ、エグゼクティブ・タブレットペン、ドッキングステーション、拡張ジャケット、ジャケットバッテリなどが用意される。