堺雅人主演の映画『鍵泥棒のメソッド』が、第32回ハワイ国際映画祭において、コンペティション部門で作品賞(the Halekulani Golden Orchid for Best Narrative Feature)を受賞したことが17日、明らかになった。
5カ国と6作品で争われたコンペティション部門は、『鍵泥棒のメソッド』が唯一日本から選出された作品。過去には『泥の河』『ウンタマギルー』『いちばん美しい夏』『たそがれ清兵衛』『茶の味』といった作品も同賞を受賞している。内田けんじ監督は「素晴らしい賞をありがとうございます。今回、仕事の都合で映画祭に参加できず本当に残念でしたが、この映画のキャスト・スタッフと喜びを分かち合いたいと思います。本当にありがとうございました」とコメントを残した。
10月11日から21日の期間で行われるハワイ国際映画祭は、世界43カ国から集められた219本の作品を上映。Spotlight On Japan部門として『大奥』『あなたへ』『エイトレンジャー』『希望の国』『天地明察』『テルマエ・ロマエ』『ウルトラマン サーガ』『おおかみこどもの雨と雪』『ヘソモリ』『よみがえりのレシピ』が選ばれるなど、他部門も合わせて合計で21本以上の日本映画が上映された。
映画『鍵泥棒のメソッド』は人生が入れ替わってしまった2人の男と婚活中の女性が巻き起こす騒動を描いた喜劇。主演の堺雅人は売れない貧乏人役者、香川照之は記憶を失った殺し屋、広末涼子は婚活中の女性編集者を演じている。映画は現在公開中。
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