10月27日公開のアニメ映画『009 RE:CYBORG』の完成報告会、ならびにワールドプレミアイベントが宮城県・石巻市で開催された。

後列左から成田賢、神山健治監督、石井朋彦(同作プロデューサー)。前列でサイボーグ戦士に扮しているのは石巻市の子どもたち

10月13日に行われたこのイベントでは、原作者である石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」で完成報告会が行われ、その後、ワーナー・マイカル・シネマズ新石巻にてワールドプレミアイベントを開催。ワールドプレミアでは、主人公の島村ジョー(009)をはじめとした映画のキャラクターたちが館内を埋め尽くし、サイボーグ戦士たちのイメージカラーである赤と黄色に染まった。また、レッドカーペットには、この世界的な話題作のワールドプレミアをひとめ見ようと300人を超える人々が集結。神山監督と話題作の凱旋を大きな歓声で温かく迎え入れた。

舞台挨拶では、「この作品を世界のどこよりも先に石巻で見せたかったので、それを今日、実現できた事が嬉しい。是非、楽しんで帰ってほしい」と語った神山監督。サイボーグスーツを来た9人の子供たちから花束を贈呈され、終始笑顔をこぼしていた。

イベントのラストには、TV版のテーマソングを歌う成田賢がテーマソング「誰がために」を熱唱し、『009 RE:CYBORG』のワールドプレミアは好評のまま幕を閉じた。

映画『009 RE:CYBORG』は、石ノ森章太郎未完の傑作『サイボーグ009』を原作としたアニメ映画で、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』の神山健治監督が完全オリジナルスト―リーで制作する。かつて世界が危機が訪れるたびに人々を救ってきた9人のサイボーグ戦士は、この危機に集結。チームリーダーである日本人、009こと島村ジョーのリセットされた記憶、爆破事件の真犯人――さまざまな謎が渦巻く中、新時代のゼロゼロナンバーサイボーグが描かれる。

(C)2012「009 RE:CYBORG」製作委員会