11月5日放送のドラマ『月曜ゴールデン 遺品整理人 谷崎藍子III~48年目の証人~』(MBS・TBS系 21:00~)の試写会見がこのほど、大阪市内で行われ、主演の女優・高畑淳子が出席した。
故人の遺品を遺族に代わって整理する"遺品整理"のプロ・谷崎藍子を主人公にしたヒューマンサスペンスドラマの第3弾。遺産目当てで妻に殺害されたと思われていた男性の遺品から、事件に隠された兄弟の悲しい確執と、真犯人の過去に暗い影を落とす“もうひとつの事件”の真相を藍子が暴いていく。
今作の大きな見どころは、実兄への憎しみから完全犯罪を計画した男を演じる大杉漣と高畑の対決。高畑は「ネコの目のように変わる、あの笑っているようないないような目がすごい」と大杉の演技を絶賛。そんな大杉を迎え撃つ? ため、「(ロケ地の)大阪・西九条の街をマラソンしながら演技プランを立てつつ、千本ノックでも受けるかのように長ゼリフを必死で覚えました」と裏話を明かした。
自身が遺品整理業に興味を持ったことから企画されたというドラマだけに、「一番好きな作品です」と思い入れの深さを語った高畑。遺品と真摯に向き合い、故人の人生や語られなかった思いを浮かび上がらせる藍子について「事件を解決しようというより、遺品からわかった、遺族が忘れていたことやすれ違った故人との絆を修復せずにはいられないところがたまらない」と魅力を語り、「自らの親の顔を思い出し、ありがとうと言い忘れた人の顔を思い出すドラマ。そんな瞬間がサスペンスの中にあるのが、この作品の見どころだと思います」とPRしていた。