マドンナが自身の身の安全のため、新作PVでイスラム教徒の花嫁衣裳を着ることを中止したことが明らかとなった。
マドンナは当初、ニュー・シングル「スーパースター」のPVで イラクの伝統的なウェディング・ベールと米兵のユニフォームを合わせた衣裳を着用し、女性弾圧問題と反戦を訴えようと企画していたものの、彼女の関係者が政治的溝を深めると考え、反発を恐れたためマドンナに中止するよう説得したという。ある関係者は次のように経緯を説明している。
「マドンナは今回の衣装を準備していました。彼女はその衣装をとても誇りに思っていて『テロの花嫁』のようだと自慢し、次のPVで着るつもりだと言っていました。マドンナは初め、周りがどれだけ狂気の沙汰だと非難しても無視していたんです。でもその行動が彼女自身に危険を及ぼすと警告されてから、マドンナは新作PVでもステージ上でもその衣装を着ないと決めたようです」
すでに同衣装を試着しているマドンナはそのドレスを今回PVで着られないことにとてもがっかりしているものの、将来的に違う場面で着ることを仄めかし、同衣装を諦めていないらしい。先の関係者は英ザ・サン紙に「マドンナはその衣装をどうしても着たかったので今回お披露目できないことをとてもがっかり しているようです」「ただ、マドンナは今回のPVではその衣裳を着ないと言った時には、『今はね』とウインクをしていましたね」と語っている。
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