MMD研究所は16日、「スマートフォン所有者の利用料金に関する実態調査」の結果を公表した。同調査により、スマートフォンの毎月の利用料金の満足度や利用料金を抑える対策、テザリングへの興味の度合いが明らかになった。

同調査はインターネットWEBによるオンライン調査により行い、スマートフォン所有者557人を対象に実施したもの。調査でまず、スマートフォンの毎月の利用料金の満足度について聞いたところ、「不満である」「やや不満である」と答えたユーザーは38%となり、「満足している」「やや満足している」の34.7%を上回った。

利用料金の満足度

また、利用料金を抑える対策について聞いたところ、「無料Wi-Fi」「グループチャットアプリ」「IP電話」「無料電話」の利用が上位にあがった。SIMカードやモバイルルーターなどのデータ通信に焦点をあてた対策は利用率が少ない結果となった。

毎月の利用料金を抑えるための対策

テザリングの興味や利用率についても調査したところ、「興味があり、利用している」が16.3%、「興味があるが、利用していない」が46.9%、「興味はなく、利用していない」が36.8%と、興味があるユーザーが63.2%に対して、利用しているユーザーは全体の2割に満たない結果となった。

テザリングに対する興味および利用率

テザリングを利用しない理由としては「テザリングの必要性を感じないから」が26.6%、「使い方・設定方法が分からないから」が22.1%、「バッテリーがなくなるのが早いからが17.0%などが上位を占めた。

テザリングを利用しない理由

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