初のMini-ITXはASRockから!

売れ行きが好調のSocket FM2マザーボードであるが、今週は初のMini-ITXモデルとなる製品が登場している。一番乗りを果たしたのはASRockで、製品は「FM2A75M-ITX」という、A75チップセットを搭載したモデル。価格は9,500円前後だ。

ASRockの「FM2A75M-ITX」。レイアウトがちょっと特殊なモデルだ

バックパネルは、VGA、HDMI、USB3.0×2、USB2.0×4、オーディオなど

スペックやレイアウトは、Socket FM1向けだった「A75M-ITX」をほぼ踏襲。メモリスロットはDDR3-2600×2、拡張スロットはPCI Express x16、ストレージはSATA3.0×4を基板上に搭載する。グラフィックス出力は、VGAとHDMIの2種類。

この製品、待望のMini-ITXモデルということで期待も大きいが、1つ注意したいのはCPUクーラーの物理干渉。ドスパラパーツ館によれば、特にロープロファイルのクーラーで干渉する場合が多いとのことで、同ショップでは使えることが確認できたReevenの「Vanxie」をAMDコーナーにおいて販売している。

ReevenのCPUクーラー「Vanxie」。34mmという低さながらTDP 95Wまで対応する

オーディオ特化のFM2マザー

BIOSTARからも、Socket FM2向けのマザーボードが新登場。

A85Xチップセットの上位モデル「Hi-Fi A85W」は、オーディオにフォーカスした「Hi-Fi」シリーズの製品。オーディオ用の電源を別系統にしてノイズを抑えたほか、高品質の抵抗とコンデンサを実装。100dB以上の負荷にも対応するアンプも内蔵した。ATXフォームファクタの製品ながら、価格は9,500円前後と安価。

オーディオ性能をアピールした製品パッケージの「Hi-Fi A85W」

フォームファクタはATX。基板上には電源/リセットボタンも

バックパネル。グラフィックス出力は、VGA、DVI、HDMIの3種類

オーディオ用の金属皮膜抵抗と無極性電解コンデンサを基板上に実装

もう1つは廉価版の「TA75MH2」。こちらはA75チップセット搭載のマイクロATXマザーボードで、価格は7,000円前後。グラフィックス出力はVGA、DVI、HDMIの3つを備えるが、バックパネルのUSBコネクタは合計4個と少なめ。

低価格モデルながら、電源部のヒートシンクは比較的豪華

バックパネルは非常にシンプル。なぜかVGA、DVI、HDMIが一列に…

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