ヤマハは10月15日、フロントサラウンドシステム「YAS-201」を発表した。発売は12月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は44,000円前後。
YAS-201は、サウンドバータイプのフロントスピーカーとワイヤレスサブウーファーを組み合わせたフロントサラウンドシステム。独自のバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME(エアサラウンド・エクストリーム)」の採用により、7.1ch相当の臨場感あふれるサラウンド再生が可能だ。なお、同社では「YAS-101」というサウンドバータイプのフロントサラウンドシステムを2011年9月に発売しており、今回のYAS-201は、その上位バージョンとなる。
製品には、ワイヤレストランスミッター「YIT-W12」が付属。YIT-W12は、同社オリジナルのワイヤレス伝送技術「AirWired」に対応したトランスミッターで、30ピンのドックコネクタを装備。YAS-201などのAirWired対応機器とiPodなどをワイヤレス接続することが可能だ。YIT-W12には、microUSBポートが搭載されており、PCなどを接続することも可能だ(iPodなどとの同時接続不可)。
音質面では、人の声と背景の音を分離し、声のみを自動で音量アップさせる「クリアボイス」機能を搭載。セリフやナレーションなどの聴きやすさを向上させている。また、テレビ視聴時、番組からCMへ映像が変わって音声レベルが急変した際でも、音量レベルが上がらないようにする「ユニボリューム」機能も搭載している。
入力インタフェースは、光デジタル音声×2系統で、フロントスピーカー側に装備する。対応している音声フォーマットは、ドルビーデジタル、DTS、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック、ドルビープロロジックII、PCMで、視聴モードは、ステレオとサラウンドの2種類。搭載しているアンプの実用最大出力は30W×2+50Wの計110Wだ。
フロントスピーカーは、5.5cm径フルレンジユニット×2基を使用。サイズはW886×D121×H80mm(スタンドなし)で、重量は3.1kg。
サブウーファーは、16cm径ユニットを使用しており、サイズはW290×D316×H292mm、重量は8.3kgとなっている。