AKB48の姉妹ユニット・SKE48が、10月11日・12日の2日間にわたって愛知県名古屋・Zepp Nagoyaにて、ファンからのリクエストによるランキング形式コンサート「SKE48リクエストアワー セットリストベスト50 2012~神曲かもしれない~」を開催した。
開催に先立って行われたリクエストソングの募集には、31万3,444票もの投票が集まった。対象となった150曲の中から、1位に選ばれたのは今から2年以上前にリリースされたシングルのカップリング曲「羽豆岬」。SKE48の卒業を発表している平田璃香子が「とても大切な曲」と公言している楽曲で、そのことを知ったファンの温かい気遣いが1位へと押し上げた。
第2位にランクインした「思い出以上」について、松井珠理奈は「2年連続5位だったので、うれしい反面、上にも下にも動かずにモヤモヤした感じがあったんです。でも、今年はまさかの2位でびっくりしました」とコメント。一方、松井玲奈は第3位の「枯葉のステーション」について、「3連覇できなくて残念だねって言ってくださる方もいると思うんですが、150曲もの中から3位というすてきな順位をいただけたので素直にうれしいです」とそれぞれ感想を語った。
今回のリクエストアワーは、ランキング序盤からまさかの連続。チームSの公演タイトルにもなった「手をつなぎながら」が49位、シングル「青空片想い」「バンザイVenus」がそれぞれ48位、47位に入るなど、上位が予想されていた楽曲の早々のランクインに会場はどよめいた。また、特徴的だったのは前半25曲中、8曲がカップリング曲だったこと(最終的には12曲がランクイン)。公演曲やシングル曲だけでなく、カップリング曲がファンに愛されていることを証明する結果となった。
全てのランキング発表後、アンコールの最後の曲を「仲間の歌」を残すのみとなったところでメンバーが「里英ちゃ~ん!」と呼びかけると、AKB48とSKE48の兼任が発表されていた北原里英がステージに登場。「今日はすごく楽しみにして来ました。メンバーと名古屋のみなさんと会えて幸せです」と挨拶をすると、松井珠理奈は「先週の4周年公演でコメントをいただいたばかりなのに、こんなに早く来てくれるなんて!」と感激しきりの様子だった。
(C)AKS