ソフトバンク株が12日、急落した。終値は前日比486円安の2,395円となり約17%値を下げた。米携帯キャリア第3位のSprint-Nextelに対する巨額買収報道が嫌気されたとみられる。

ソフトバンク株の12日の始値は2,431円と前日終値比450円安でスタート。その後も小動きの状態が続き、取引終了間近には、値幅制限目前の2,382円まで下落、12日の終値は2,395円となった。買収額は1兆円以上に達するとの報道もなされており、財務状況の悪化を懸念し大幅下落になったとみられる。また、ソフトバンクが買収するイー・アクセスの株価もストップ安となった。終値は前日比7,000円安の39,600円。

米Sprint買収報道に対し、ソフトバンクでは当初、その事実を認めなかったが、米Sprintが米国時間11日に、ソフトバンクによる大規模出資の可能性を含む協議を重ねていることを認めると、ソフトバンクも12日になって同社と協議をしている事実について認める発表を行った。

(記事提供: AndroWire編集部)