熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
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●「八代亜紀、演歌からジャズ、そして伝説へ」【スッキリ】
由紀さおり、松田聖子、レディー・ガガなど、ジャズに進出するアーティストが増えている中、次は八代亜紀。何とジャズアルバム『夜のアルバム』は、世界75カ国で同時配信されるという。
生出演した八代はアルバムについて語ると思いきや、話はなぜか“八代亜紀伝説”に。「回転寿司のお皿が速くてつかめない。会計のときお皿をレジに運んだ」「散歩に行くと迷子になってタクシーで帰宅」「テレビショッピングで注文して届いたものを段ボールから出さない主義」など不思議キャラを連発。「おもしろいでしょ。別格です」共演歴のある加藤浩次は爆笑する。そもそも八代亜紀と言えば、“厚化粧伝説、某教祖と従兄伝説、プロ画伯伝説、コギャルファッション伝説”など、これまでいろいろワイドショーを盛り上げてくれた、この業界の大物なのだ。
●「ももいろクローバーZの『女祭り』が大盛況!」【スッキリ】
日本武道館に1万人の女性を集めたほか、全国19カ所で同時生中継されるなど、イベントは大成功。ももクロ推しの山里亮太が、「お客さんだけでなく、スタッフもほぼ女性ですから」とサポートコメントを入れると、勝谷誠彦も「やり切ってくれるからいい。これは生のアイドルアニメだ。学芸会だ。ライブ行きたいね」と毒を盛りながらも絶賛した。来月リリースのシングルも、初のドラマ主題歌で布袋寅泰の書き下ろしなど、悲願の紅白出場に向けて一点の曇りもない。
●「丸岡いずみ、夫・有村昆への不満激白」【ミヤネ】
ひさびさにカメラの前へ現れた丸岡は、「(有村の)第一印象は積極的な人。帰りの車で手を握られて驚いたけど、仕方ないからそのままにした」「1日中に何回も『愛してる』『好き』と言われてめんどくさい」「同じスウェットとかキャップとかペアルックをしたがる」と言いたい放題。かつての清楚なイメージとは正反対のぶっちゃけキャラだった。
しかし、かつての盟友・宮根誠司は、「うっとうしいでんな、人の幸せ話は。だってノロケやん」と不満顔。毒舌をやわらげるときだけ使う宮根の関西弁も、うっとうしい気が……。
●「2万人来場の『ママフェス』で“ママタレ”に聞く」【スッキリ】
子育て中の母親のために開催された『ママフェス2012』。満員の観客もママなら、ゲストのタレントもママが勢ぞろい。それぞれが服飾、美容、食品、雑貨などのママ向け商品をプロデュースしているだけに、好感度を上げようと“ママアピール”に必死だ。
小倉優子は「川の字で寝ている。つき合いたての彼と一緒に寝るみたいにドキドキ」とフレッシュさで勝負。乙葉は「藤井のパパぶりは、おもしろいけどしつけが厳しい。私は子どもに『ママは忘れん坊クマさんだね』と言われる」と親近感を前面に。道端カレンは、連れてきた7歳のヒューブくんに、「宿題を忘れたらすごく怒られる」と暴露されていた。
一方、“もうすぐママ”の石田エレーヌは、「出産に立ち会ってもらいたいけど、女として見られなくなりそう……」と悩んでいる様子。型破りな彼女なら、全てを乗り越えて“出産リポート”をしてくれるかも。
●「『Shal l we ダンス?』から16年。周防監督と草刈民代夫妻が語る」【ミヤネ】
新作映画『終の信託』で、16年ぶりに監督と女優の関係となった2人。周防は、草刈と浅野忠信の濃厚なラブシーンについて、「妻の裸を撮影することに一切抵抗がない」ときっぱり。「監督さんならではですね」と宮根をうならせた。
そして話は2人のなれそめへ。竹中直人が「16年前に3人で食事したんですけど、2人が見つめ合っているのが分かるんですよ。それに、周防監督は(草刈の影響で)だんだん姿勢がよくなった」と明かすと、本人の周防は「何となく電話するようになって、毎日2時間くらい話していた。『この人には僕が必要なんだな』と思って結婚したら、毎晩ちがう人と電話してて」と苦笑い。一方、草刈は「(周防が)これだけいろいろな方に喜んでいただける人というのを忘れていました」とイメージ通りツンデレなコメント。何だかいろんなものを超越している夫婦だ。
●「『NON STYLE』の石田明が結婚」【知り】
お相手は石田が通う飲食店の看板娘で、何と20歳の女性。12歳の年の差カップルだ。「チリ人っぽい顔をしてますけど、日本人」「女装した亀梨くんみたいな感じ」と語る石田。昨年春に破局した女性とも「結婚を意識して3年間つき合っていた」というから、かなり結婚願望が相当強かったようだ。
一方、非モテの相方・井上裕介は、「僕は大女優やトップアイドル、ハリウッドスターなど世間を驚かす女性と熱愛発覚する」とコメント。キャラが本格化しすぎて、もはや笑えないレベルだ。そういえば、【ミヤネ】でも、宮根誠司に「どこまでカンちがいで行くんかな」、川田アナに「本気ですからね……」と本気で心配されていた。
●「知られざる復活への道、『T-BOLAN』森友嵐士」【とくダネ】
心因性発声障害での活動休止から復活した森友。『T-BOLAN』でのライブは、実に17年ぶりという。今回の企画は、富士山の前で森友と小倉智昭の対談。「僕は声だけでなく、魂もブッ壊れていた。でも富士山見てたら、悩みがバカバカしくなってきた」と話す森友。そして、富士山と小倉1人に向けて、アカペラで『離したくない』を歌いはじめた。
VTRを見たスタジオの小倉が、「彼には富士山がステージに見えたらしいけど、それでも声が出なかった。あのとき初めて富士山の前で歌えたので、2人で泣きながら抱き合ったんです」と撮影時を振り返る。ここでコーナーは終了だったが、「たくさんいい話聞いたのに、はしょっちゃって」と小倉はあきらめきれない様子。心因性発声障害と無縁の人だ。
●「JOYとユージが新コンビ結成か?!」【スッキリ】
ハーフのモデルで、バラエティ中心の活動など、キャラかぶりで有名な2人。最近はむしろそればかりが話題になり、イベントに2人で出演しているようだ。
そのせいか「またまちがえられた!」トークの準備にはぬかりなし。JOYが「2人で並んでいるのに、『JOYさん』と声をかけられたのはユージ」と語ると、ユージも「ツイッターでフォローを断られた理由が、『もうJOYをフォローしているから』だった」と続ける。さらに、「JOYが楽屋に案内されたが、そこはユージの部屋で既にユージがいた」なんてのも。
これを見たテリー伊藤は「完全にコンビだよね」、加藤浩次も「お互い寄せ合っている」と失笑。「エピソードが『(三倉)マナカナ』と同じ。活動ジャンルはザ・たっち」という山里亮太の言葉は穏やかだったが、かつて有吉弘行に「でくのぼう」という言葉でくくられたのを思い出した。
●「中森明菜が復活!? 記者が見た歌姫の今」【知り】
休養の理由は、重度の帯状疱疹。その原因は、「過度のストレスや過労」だけになかなか復帰できないという。長年、中森を追い続けてきた『女性自身』青山記者によると、「会話や歩くことはできる。ただ、人前に立とうとすると体調が悪くなってしまう」らしい。
伊藤利尋アナは「(大物の)明菜さんだけに、復帰となるとハードルが高い」と分析。一方、田村淳は「(中森は)唯一会ったことのないアイドル。『会わなきゃよかった』という人もいたので、僕はこのまま会わずに応援していきたい」と失礼なエールを送る。
さらに、青山記者が「彼女は『待たせてしまって申し訳ない』と語るように完璧主義。だからまだ復活はない」と断言してコーナーを締めくくった。こんな週刊誌ネタを拾い続けられたら、【知り】の視聴率はもう少し上がりそう。
●「浜崎あゆみ、最終公演でサプライズ熱唱!」【スッキリ】
27万5000人を動員した10度目のアリーナツアーがファイナルを迎えた浜崎。アンコールに特製の学ランで登場し、氣志團の『One Night Carnival』を歌い出したが、突然「つうかこれ、ウチらだけでやってもつまらなくない? ねえ、翔やん!」と呼びかける。すると、綾小路翔率いる氣志團がサプライズ登場し、「(浜崎は)世界で一番マブい元ヤンだぜ」と宣言し、共演した。
テリー伊藤は「こりゃ盛り上がっただろうな」、加藤浩次も「みんなマネするね」、はるな愛も「学ランのミニ(パンツ)バージョンがかわいい」とみんなノリノリ。でも、浜崎は元ヤンを認めてもいいのか?!
●「栗山千明、北川景子、女優界で1人メシがブームか?!」【スッキリ】
最近、「オジさん化している」と言われるらしい栗山。「1人で焼鳥屋さんによく行くんですけど、気づくと『もう閉店なんですが……』と言われる」とのこと。実際、今月10日の誕生日は1人焼き鳥だったようだが、テリー伊藤は「1人酒なんて最高だね!」とオヤジ妄想で絶賛!
続けて、1人メシについて聞かれた北川景子は、「1人でカレーやラーメンを食べに行きますよ」とアッサリ。すかさず加藤浩次が「カレーというとあそこですか?」と掘り下げると、「一辛でナスとチーズをトッピングします」と満面の笑み。『CoCo壱番屋』ってことか。スタジオは「エ~ッ?」の大合唱だったが、これまでグルメ系の番組に出るたびに、「口に入れたまましゃべる」「箸の持ち方がおかしい」「ヒジをつく」など、食事マナーを指摘されてきただけに、この人らしいのかもしれない。
秋冬の新ドラマがはじまる週だけに、朝昼問わずどのワイドショーにも主演俳優が出演ラッシュ。いわゆる“番宣キャラバン”なのだが、これが相当つらいらしい。
かつて月9の主演俳優にインタビューしたとき、「明け方まで撮影して、そのまま『めざまし』へ直行。終わったら『とくダネ』。すぐに『知りたがり!』。昼に『いいとも』と続いて、そのあとも数件テレビ雑誌などのインタビューを受けたとのこと。 撮影中の取材日はそれくらい詰め込むのだ。番宣出演中の俳優を見つけたら、「おつかれさん」と声をかけてあげよう。きっと眠そうな顔だから。
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など