子どもたちへ「トイレに関する偏見」「“おもらし”に対する羞恥心の緩和」を目指し、“集まらない”パレードしませんか? 大人の勇気が子供たちの未来を創ります。

10月31日、Facebook上で「PeePooパレード」が行進する!

Facebookのお友達から、「10月31日、集まらないパレードに参加しない?」とメッセージがきた。「集まらないパレードって何?」

どうやらFacebook上で参加者を募ってパレードを企画している人がいるらしい……。しかも、「そのパレードが社会貢献につながる」というから興味がわいてきた。

そのお友達に聞いてみると、「おしっこやうんちをもらした、というきっかけでいじめられるようになってしまった子供や、トイレに行くのをためらっている子供に勇気を与えるプロジェクト」だという。

参加資格は、「子供のころ、おもらし経験がある方」だそう。うん、誰もが一度や二度は経験あるだろうから、まあ、大人ほぼ全員が参加資格ありといってもいいだろう。

「参加してみようかな」という興味がわいたなら、「ソーシャルパレード」のFacebookページを見てみよう。

パレードへの参加方法は、かわいらしいPee(おしっこ)Poo(うんち)アイテムを身につけたり、ボディペイントするなどして、パレードしているような「左向きで歩く写真」を撮る。またはイラストを描いてもよい。そして、その写真(イラスト)を「PeePooパレード」イベントページに載せるこというもの。

おもらし経験のある大人たちが、おもらしをきっかけにいじめられている子供に堂々とカミングアウト! 「“おもらし”したって人生は楽しい!」というアピールをして、未来に対して勇気を持ってもらうという企画だ。 ソーシャルパレードプロジェクトチーム代表でWebデザイナーの阿藤大介さんに話を聞いた。

ソーシャルパレードプロジェクトチーム代表 阿藤大介さん

―― パレードに参加するためには準備が必要ですね。

「そうなんです。パレードを成功させるのは、けっこうハードルが高いかもしれません。参加される方の仮装やイラスト制作などの手間がかかりますし、参加する勇気が必要ですから」。

―― 実名制のFacebookに「おもらし経験がある」とカミングアウトする勇気ですね。

「そうです。しかし私たちは、その“恥”を子供たちへの勇気へ転化したいと考えています。『みんな恥ずかしい経験をしてきたけど、ちゃんと大人になったよ』っていうことをアピールしたいのです」

―― 「集まらないパレード」でいじめられっ子に勇気を与えていこうと?

「はい。僕は“楽しい”大人が積極的に子供に見えるアクションを取った方が良いと考えています。いろんな価値観、さまざまな人生があって、それが社会を築いています。子供の世界は始まったばかりです。まず大人がどんどん“恥”をかいた経験を子供に教えてあげて、いじめに負けない勇気を子供に与えたい。そして、柔軟な心を持った優しい大人になり、未来を創っていってほしいから。ですから皆さん、ぜひパレードに参加してください」

また、「PeePooパレード」終了後は、「TOLOT」サービスを利用し、パレードの写真集を編集・制作する。クラウドサービスを利用してパレード写真集の製作費等の経費を支援金として集め、その支援者には仕上がった写真集を贈呈する。経費を除いた利益は、「いじめ問題」に対して活動しているNPOや団体に寄付する(寄付先は現在選定中)という。

さらに、「PeePooパレード」の写真集は小学校や児童館に寄贈する計画だ。

子供に勇気を与えたくなったら、左向きで歩く写真を撮って「PeePooパレード」に参加してみませんか。 「おもらししたって、楽しい大人になれるよ」ってね。

■ソーシャルパレードプロジェクトチーム連絡先
代表 阿藤大介 E-mail:ato@drunkerdesign.com
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-20-7 川原ビル6階 Dots内