2013年1月スタートのNHK大河ドラマ『八重の桜』の新キャスト発表会見が11日、東京・渋谷の同局で行われ、綾瀬はるかが演じる主人公・八重の夫、新島襄を演じることになったオダギリジョーらが出席した。

綾瀬はるか(右)とオダギリジョー 拡大画像を見る

『八重の桜』は、戊辰戦争時に会津・鶴ヶ城でスペンサー銃を持って新政府軍と戦い、"幕末のジャンヌ・ダルク"と呼ばれた新島八重の一代記。「ならぬことはならぬもの」という会津の教えのもと、悪妻と言われようが義に生きた八重の一生を描く。

八重の夫で、同志社大学を設立した新島襄を演じることになったオダギリは、『新選組!』以来、9年ぶりの大河ドラマ出演。「お話がきた時は、20歳でアメリカに渡って生活したところや、何より"じょう"という名前の共通点に興味を持ちました。演じるにあたって皆さんが持つイメージを壊さないようにかつ、自分の新島襄像を描けるかとても心配ですが、頑張ります」と意気込みを。「襄の手紙に"八重は美人ではないが、心がハンサムだ"という内容があると聞きました。アメリカで感じた自由な空気に感化されて、新しい女性として八重を好きになったんでしょう。演じていくうえで形を作っていければ」と役作りについて語った。

夫婦を演じることになった綾瀬については「TVで拝見していてすごく可愛らしいと思っていました。以前、家に遊びに来てくれたことがって。ちょっとしかお話できませんでしたが、来てくれただけでファンになりました(笑)。これから仲良くなっていきたい」と共演を楽しみにしているようで、綾瀬も「独特なテンポと雰囲気が好きです。声も魅力的ですよね。"ジョー"繋がりもあってすごくうれしくなりました」と歓迎していた。

前列左から、谷村美月、オダギリジョー、綾瀬はるか、水原希子、後列左から、勝地涼、松方弘樹、高嶋政宏、及川光博

会見では、東京帝国大学総長を務めることになる山川健次郎役を勝地涼、健次郎の妹で大山巌の妻となる捨松役を水原希子、八重の兄・覚馬(西島秀俊)の妻・時栄役を谷村美月、木戸孝允役を及川光博、覚馬とともに京都府で産業革命を推進する槇村正直役を高嶋政宏、会津藩を支えた京都の顔役、大垣屋清八を松方弘樹、吉田松陰役を小栗旬、佐久間象山役を奥田瑛二が務めることも発表された。