10月27日より公開されるアニメ映画『009 RE:CYBORG』のワールドプレミアが、宮城県・石巻市で開催されることが発表された。
10月13日に開催されるこのワールドプレミアには、同作を手がける神山健治監督と、Production I.Gの石井朋彦プロデューサーも参加する。神山監督は2011年6月20日に石ノ森章太郎ゆかりの地である「石ノ森萬画館」を訪ねており、このプレミアで石巻市を訪れるのは、作品が完成した暁には必ず石巻に報告に来るという"約束"を果たす意味を持っているのだという。東日本大震災以来、休館を余儀なくされていた「石ノ森萬画館」だが、年内中に再び開館することが決定している。
また、子どものころに『サイボーグ009』を観ていた世代と、その子どもたちに映画『009 RE:CYBORG』を楽しんでほしいという思いから、同プレミアには親子連れを含む石巻市民が招待されている。
映画『009 RE:CYBORG』は、石ノ森章太郎未完の傑作『サイボーグ009』を原作としたアニメ映画で、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』の神山健治監督が完全オリジナルスト―リーで制作。物語の舞台は2013年で、ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨーク、上海と大都市で同時多発爆破事件が発生し、世界は不安とパニックに陥っていた。かつて世界が危機が訪れるたびに人々を救ってきた9人のサイボーグ戦士は、この危機に集結。チームリーダーである日本人、009こと島村ジョーのリセットされた記憶、爆破事件の真犯人――さまざまな謎が渦巻く中、新時代のゼロゼロナンバーサイボーグが描かれる。
(C)2012「009 RE:CYBORG」製作委員会