Finaviaが運営する「ヘルシンキ空港」。1日あたりの出発便数は270便にのぼる

ヘルシンキ空港をはじめとしたフィンランド国内25カ所の空港を運営するFINAVIAはこのほど、日本およびデンマーク、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、イギリスの計6カ国、約3,000人の旅行者を対象に空港に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。スウェーデンのCint社が2012年夏に、オンライン・パネル調査にて行ったもの。

調査によると、旅行者は大きく4つのタイプに分かれることがわかった。安全性を求める旅行者が最も多く64%、娯楽を求める人が20%、旅を習慣としている人が3%、迅速かつ効率的な旅を求める人が13%だった。国籍別に見ると、安全性を求めると答えた人が最も多かったのは日本で、娯楽を求める人が最も多かったのはイギリス、僅差でスウェーデン、デンマークが続いた。

好きな空港の特徴を聞いた質問では、日本人はアクセスの便のよい空港を好み、退屈な空港を嫌う傾向があったが、イギリス人は広くて混みあったハブ空港を嫌い、買い物を楽しめる小規模な空港を好む傾向にあった。 また、旅行者の8人に1人が飛行機に乗る際に必ず"お守り"を身につけると答えた。旅行の時に決まった食べ物や飲み物を口にしたり、特定の免税品を購入する習慣があるとの回答は全体の9%だった。