先日、キヤノンから発売されたEOS Mのダブルレンズキットをほとんど衝動的に購入したので、簡単なファーストインプレッションをお伝えしたい。これからEOS Mを使いつつ、いろいろなネタを紹介していきたいと思っているので、ご期待いただければ幸いだ。
EOS Mはキヤノン初のレンズ交換式ミラーレス一眼カメラで、このクラスとしては大きめとなるAPS-Cサイズの有効約1,800万画素CMOSセンサーを搭載している。
EOS Mのダブルレンズキット。本体とバッテリー、充電器、交換レンズ「EF-M22 F2 STM」と「EF-M18-55 IS STM」、ガイドナンバー9のフラッシュ、EFレンズ用マウントアダプターなどがセットになっている |
購入したのはボディと同時に発表された2種類のレンズを同梱したダブルレンズキットだ。ボディ単体やレンズが1本のみ同梱されるセットは10月中旬に発売予定だが、早く使ってみたかったので、むりやり奮発してダブルレンズキットを選んてしまった。なお、EOS Mの関連記事も参照いただきたい。
レンズを使おうとして気付いたのだが、このキットにはレンズフードが付属していない。最近のレンズはコーティング技術の向上などもあり、レンズフードがなくても写真にそれほどの差はでないが、個人的には付属していてほしかった。別途購入すると2つ(レンズ×2本用)で3,000円ほどだが、後述のスピードライトの替わりに付属してくれたらと思うところもある。
ダブルレンズキットには2本のレンズに加え、マウントアダプターも付いているのが特徴だ。すでにEFレンズを所有している人なら、すぐにそのレンズもEOS Mで使えることになる。
マウントアダプター使って、EFレンズ「EF70-200mm F4L IS USM」を付けたところ。レンズを付けたと言うより、レンズにEOS Mが付いている感じ。まさに"○○○○砲"。この微妙なアンバランス具合が何ともいい味を出している。ただ、見た目に反して意外と違和感なく手持ちで撮影できた。これより重いレンズだと、手持ちで長時間は辛いだろう |
付属する「スピードライト90EX」はガイドナンバー9と、内蔵フラッシュ程度の出力。単4形電池×2本で動作し、電源スイッチと充電完了ランプのみのシンプルなフラッシュだ。ガイドナンバーが小さく、バウンス撮影もできないため、使用頻度は低いかもしれない。
撮影サンプル
クリックで拡大(640×427ドット)とスライドショー。各サンプルにはオリジナル画像(5,184×3,456ドット)も用意した |
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撮影モード:クリエイティブオート(F4.5・1/80秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:クリエイティブオート(F5・1/1600秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:クリエイティブオート(F2.2・1/30秒)/感度:ISO640/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:絞り優先(F5・1/250秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M18-55 IS STM(44mm)(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:絞り優先(F5.6・1/320秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M18-55 IS STM(55mm)(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:クリエイティブオート(F8・1/160秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M18-55 IS STM(18mm)(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:絞り優先(F4・4秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM/フラッシュ使用(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:絞り優先(F2.8・10秒)/感度:ISO100/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM(オリジナル画像を見る) |
撮影モード:シーンインテリジェントオート(F2・1/30秒)/感度:ISO6400/WB:オート/レンズ:EF-M22 F2 STM(オリジナル画像を見る) |