シャンプーの調査・研究などを行い消費者に情報を提供している「日本シャンプー分析協会」は、同協会が運営するシャンプー評価・解析サイト「Dr.シャンプー」のメール登録者535名を対象に、「一般消費者のシャンプー購入動機に関するアンケート調査」を実施。シャンプーを購入するポイントとして「頭皮にマイルド」や「ノンシリコン」に注目してることなどが分かった。調査期間は9月12日から9月17日。
同アンケートでは、シャンプーを購入する際に「何を基準にシャンプーを選ぶか」を把握するため、17項目の中から3つ選択してもらった。
アンケートの結果、1位「料金」を選択した人の割合が64%と、最も高い選択率になった。次いで2位「頭皮にマイルド(38%)」、3位「シリコン無配合(33%)」となっている。
同協会では、「頭皮にマイルド」や「シリコン無配合」が上位になった理由として、「インターネットの影響力が大きい」と分析。
「多くのシャンプー販売業者が、自社商品の販売戦略として、『洗浄力の強い石油由来のシャンプーは頭皮に良くない』、『シリコンは頭皮に悪影響を及ぼす』といった情報を提供しているため」と推測している。
また、同協会は「石油由来の界面活性剤によるシャンプーは、頭皮の乾燥などの原因になるため、できれば控えたほうが良いという方針だが、シリコンについては、現時点において必ずしも頭皮に悪影響を及ぼすわけではない」という見解を示した。
なお、今回のアンケートをまとめたリポートは法人会員に無償で提供される。今後、アンケートテーマを受け付け、継続的にアンケートを行っていく予定とのこと。