箱根登山鉄道はこのほど、小田原駅東口の専門店ビル「箱根登山ベルジュ」について、売上高の減少および建物設備の老朽化により、2013年3月末日をもって営業を終了すると発表した。

同館は、1959年10月4日に「箱根登山デパート」として開業。その後、1980年に専門店を集積した「箱根登山ベルジュ」として営業を続けてきたが、1993年以降、郊外商業施設との競合激化などにより、売上高の減少傾向が続いている状況にあるという。

1998年には、集客の向上を目指し、新規テナントの導入や1階ファサード部分のリニューアル対策などを実施したものの、目指す集客効果を上げることができなかったこととともに、ここ近年ではビルの各所において老朽化が顕在化してきたため、今回全館の営業を終了することにした。

今後については、既存建物を取壊した後、新規施設を建設する予定という。

なお、全館閉店セールを2012年10月20日より開始する。