10月21日からBSプレミアで放送するドラマ『そこをなんとか』(毎週日曜 22:00~22:49 全9回)の試写会が3日、東京・渋谷のNHKで行われ、主演の本仮屋ユイカ、市川猿之助が出席した。
ドラマ『そこをなんとか』の試写会に出席した市川猿之助(左)と本仮屋ユイカ 拡大画像を見る |
本仮屋ユイカが演じる、元キャバクラ嬢でダメダメ新人弁護士の改世楽子を主人公に、お金にならない弁護人の依頼を引き受けては毎回失敗を重ねながらも一人前の弁護士に成長していく姿を描く同ドラマ。放送を間近に控えたこの日は、マスコミ向けの試写会が行われ、主演の本仮屋と先輩弁護士の東海林弘明を演じる市川猿之助が報道陣の取材に応じた。
本仮屋は「撮影の休憩時間に出来上がったものを見ました。演じている時に面白いという実感がありましたけど、実際に見たらそれ以上に面白いものが出来上がっていました。テンポがよく、人が生きていくという真面目な部分を描いているところもジーンときました。第1話はモチベーションがあがりましたし、今から放送が楽しみです」と笑顔。一方、NHKの現代劇出演は3回目となる市川は「軽すぎず重すぎず、単なる予定調和ではなくて法とはなんなのかを突き詰めている作品です」と解説しながら、「(NHKでは)クールな役が多いんですよ。今回も本仮屋さんに嫌味をいったりしてますが、伏線としては惚れているというのがあります。それを押し隠そうとしてクールになる部分があり、9話で終わりますけど12話だったら惚れてますね。ギリギリのところで終わってよかったです(笑)」と話していた。
これまで2人は何度かバラエティー番組で共演しているものの、ドラマは初共演。本仮屋は市川の印象を「バラエティーのときは知的でソフトな方で、そんな猿之助さんとご一緒するのを楽しみにしていました。現場では楽しく過ごさせていただいております。勉強になったのは、空気の使い方だったり間の使い方。『ブランチ』で緊張したときに『猿之助さんだったらこうする!』と思いながら影響を受けていますね。とても魅力的で楽しく、いつも元気をもらってます」と好印象。一方の市川は「間はセリフを思い出そうとしているだけ」と照れながら、「女優さんは気を遣うイメージがありますが、本仮屋さんはそういうところが一切なくて、監督のリクエストに応えたりスタッフに気を遣ったりと主役の振る舞いが出来る方。非常に見ていて清清しいですね」と素顔を明かしていた。