本田技研工業は、2日から7日の期間にドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市『インターモト』において、『ダカールラリー2013・ペルー・アルゼンチン・チリ』(2013年1月開催)のモト部門参戦モデル「CRF450 RALLY」を発表した。
今回発表されたCRF450 RALLYは、市販車「CRF450X」をベースに開発したモデルで、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を搭載。世界有数のオフロード市場である南米で開催されるレースに参戦し、市販車ベースの車両によるラリー競技初制覇を狙うとのこと。
参戦ライダーは、すでに発表されているエルダー・ロドリゲス選手(ポルトガル)、フェリペ・ザノル選手(ブラジル)、サム・サンダーランド選手(イギリス)、ハビエル・ピゾリト選手(アルゼンチン)の4名に加えて、メキシコ開催のオフロードレース『Baja 1000』で11度の優勝を誇るジョニー・キャンベル選手(米国)の参戦も決定。
現在、日本国内を中心にテストを重ねており、10月14日からモロッコ王国で開催される『モロッコラリー2012』にも参戦する。ダカールラリー同様の5名5台体制で、主にデータの収集を目的とし、実戦を通じてマシンの熟成を図っていくとしている。