「そろそろ結婚したら」と言われる相手は?

オーネットは9月15日~21日にかけて、全国の20代~30代の独身男女434人を対象に、「結婚」「妊娠」「出産」に関する意識調査を実施した。

「そろそろ結婚したら」言われる相手は母親がトップ

まず「そろそろ結婚したら」と言われる相手について尋ねたところ、1位は「母親(24.4%)」だった。父親は母親の半数の12%で、「職場の人(17.3%)」、「友達(14.7%)」よりも低い結果となった。「誰からも言われない」は男女とも約半数で、周囲からの結婚することへのプレッシャーはあまり感じていないようだ。

希望する子どもの数は平均1.52人。半数以上は「2人欲しい」と回答

次に第一子をもうけたいと思う年齢について尋ねると、女性は「30歳まで」が27.4%、「35歳まで」が18.2%、「40歳まで」が13.3%だった。一方男性は「30歳まで」が16.2%、「35歳まで」が22.5%、「40歳まで」が19.1%という結果になった。

希望する子どもの数については、「もうけない」という回答を含めた平均では1.57人で、2011年の合計特殊出生率(1.39)に近い数値となった。しかし、55.3%が「子どもは2人欲しい」と回答しており、夫婦と子ども2人という平均的な日本の家庭像がうかがえる結果となった。

希望する子どもの数は?

独身男性は妊娠・出産に関する知識が不足

次に妊娠・出産に関する知識について質問。すると、加齢による妊娠の可能性の低下について、「女性が影響を受ける」と回答した人は75.6%、「男性が影響を受ける」と回答した人は40.3%だった。男性の18.7%は妊娠・出産について「知っているものがない」と回答しており、独身男性の妊娠・出産に関する情報は不足しているようだ。

独身者は「晩婚による妊娠・出産の減少」が少子化の要因と回答

独身者が考える少子化の要因ついて尋ねたところ、1位は「晩婚による妊娠・出産の減少(58.8%)」だった。性別で見ると、男性の1位は「日本経済の先行きへの不安」「雇用情勢への不安」が53.1%で、将来の生活に不安を持ち、子どもをもうけることをちゅうちょしている姿がうかがえる。一方、女性の1位は「晩婚による妊娠・出産の減少(64.4%)」だった。

独身者が考える少子化の要因は?