ビー・エム・ダブリューは12日、エンデューロ系のミドルクラスモーターサイクル「F 800 GS」「F 700 GS」を発売する。「F 700 GS」には最高出力、最大トルクともに向上させたエンジンを搭載する。
両モデルはBMWモトラッドのラインナップの中でも本格的な走破性と扱いやすいコンパクトさを兼ね備えたモデル。「F 800 GS」は優れた長距離ツーリング性能と、強力なオフロード性能を高次元で融合したエンデューロ・モデル。一方、「F 700 GS」は、カントリーロードや軽いオフロードでの走行をメインにステージとし、低いシート高や低燃費など、日常走行での万能性を特徴とする。
両モデルのエンジンは、ともに798ccの水冷4ストローク2気筒。6速トランスミッションとの組み合わせで、自然なレスポンスと優れた燃費性能を発揮する。「F 800 GS」に搭載されるエンジンは最高出力85PS、「F 700 GS」では75PSとなっており、それぞれのキャラクターに最適な特性にチューニングされている。また、「F 700 GS」は先代の「F 650 GS」から4PSのパワーアップとなる。
両モデルにはABSが標準装備されるほか、オプションとして電子制御サスペンションのESA、トラクションコントロールASC(スイッチオフ機能付き)を装着可能。さらに、「F 800 GS」には足つき性のよいダウンサスペンションもオプションで用意される。