近江鉄道はこのほど、映画『のぼうの城』(11月2日公開)のラッピングを施した電車の運行を開始した。12月上旬まで運転される予定。
このラッピング電車は、同作品で主人公の敵役として描かれる石田三成の居城「佐和山城」が近江鉄道の鳥居本~彦根間に位置していたことにちなんだもの。800形車両2両1編成に成田長親(野村萬斎)率いる忍城軍の武将と、石田三成(上地雄輔)や豊臣秀吉(市村正親)ら豊臣軍の武将らを描いている。車内では同作品の写真展も実施。車内でも『のぼうの城』の世界が楽しめるようになっている。
近江鉄道では、成田長親(野村萬斎)と石田三成(上地雄輔)の写真が入った『のぼうの城』公開記念乗車券も14日より販売開始。鳥居本駅から水口城南駅区間までの片道乗車券で、発売額は930円(発売日当日限り有効)。300枚限定で、近江鉄道の米原駅、彦根駅、八日市駅、日野駅、貴生川駅、近江八幡駅の各駅窓口にて発売するほか、通信販売も行う。
映画『のぼうの城』は、和田竜氏の同名小説を映画化した作品。豊臣秀吉の「忍城水攻め」の史実をもとに、500の手勢で2万の軍勢に立ち向かう武将たちの人間ドラマを描く。