千葉都市モノレールはこのほど、今年7月より導入した新型車両「アーバンフライヤー」0形が、2012年度のグッドデザイン賞を受賞したことを発表した。
「アーバンフライヤー」0形は、「空」を総合デザインコンセプトとして設計されたモノレール車両。懸垂型モノレールの持つ眺望性を最大の特徴として生かし、浮遊感を楽しめるようにガラスエリアを従来より大幅に拡大したほか、運転席の横の床面に窓を設けるなど、「空中散歩」の感覚を乗客に味わってもらう工夫を施している。
今回の審査では、車両の外観に加え、室内デザインやカラーコーディネート、シンボルロゴや車両ネーミングまで、コンセプトに沿った総合的なデザイン展開を行っていることが、「魅力的な公共交通の提案」として高く評価された。受賞を記念し、2日より記念ヘッドマークを掲出した電車が運行されており、記念きっぷも今後発売されるという。
「アーバンフライヤー」0形は、1988年の千葉モノレール開業以来活躍してきた1000形の代替として、三菱重工と三菱電機により新造され、現在3編成が導入されている。2013年度末までにはさらに1編成が加わり、4編成8車両体制となる予定だ。