子どもを育てながら働く女性が増えている。筆者も2歳8カ月児を保育園に預けながら働いているが、平日はほとんど母子家庭状態。お迎えまでの限られた時間内に仕事を出来る限り進め、掃除、洗濯、夕飯の支度をし、帰宅後は子どもをお風呂に入れ、寝かしつけ……あまりにすべきことが満載すぎて逃げ出したくなることもある。
そんなワーキング・マザーが抱える無数のタスクを消化する一助に、また、時には子育てから解放されて女性としての人生を楽しむために役立つiPhoneアプリを集めてみた。
Famires
「Famires」は現在地と目的地から、付近にあるファミレスを検索できるアプリ。ベビーチェアと子どiも用メニューが用意されていて、他のお店ほど気を遣わなくてよいファミレスは小さい子どものいる家庭には救世主のような存在。退園後、ママチャリで少し遠い病院へ行き、帰宅してからの食事だと就寝が遅くなってしまうな……というときなどに非常に役に立ってくれた。オムツ交換台や駐車場の有無などから絞り込みもでき、検索対象にするチェーンもオンとオフで切り替えられる。
GContact Lite
保育園や幼稚園の役員になってしまうと、クラスメイトの保護者へ同報メールを送信する機会が増える。バザー前などになるとほぼ毎日連絡が回ってくるため、グループメールを簡単に作成できるツールを探し、このアプリ「GContact Lite」にたどりついた。グループ名を入力し、連絡先からインポート(このアプリ上からでも連絡先登録は可能)。「グループメール」を選択すると、メンバーごとに「TO」「CC」「 BCC」「 NONE(送らない)」を設定できる。本当に便利。制作者には頭が上がらない。
iFavorite Pro
出先で着信を受けたくないランキング、1位はぶっちぎりで「保育園から」だ。「お熱39度出ましたので迎えに来て下さい」と言われれば、何をさしおいても向かわなければならない。しかし、どうしても無理な場合は旦那や親に助けを請う必要が出てくる。それも可及的速やかに。そういったとき、連絡先をスクロールして、名前を探し、間違えて別の名前をタップして、などとやっている時間はない。精神衛生上もよろしくない。従って、一発で電話をかけられるボタンをホーム画面に置いている。それができるのが「iFavorite Pro」。電話の他、FaceTimeの起動や、テキストメッセージの送信なども設定できるほか、頻繁に訪れるサイトがあれば、「URLを開く」ボタンも作成可能。デザインもかなり自由にカスタマイズできるので、ジョニー・デップを旦那ボタンにするという暴挙にも出られる。オススメだ。
tripadviser
子どもが生まれると、行動範囲は否が応でも広がる。私はディ○ニーランドには爪の先ほどの興味もないが、いずれ行かざるを得ないのだと思う。それはさておき、旅行に行く前に知っておきたい、ホテルの評判はこのアプリ「tripadviser」で収集する。外国人の観光客からの口コミも多く、様々な視点からの客観的な評価を入手できるためとても有用だ。「グルメ」「観光」もタブで切り替えられ、目的地付近での予定も立てやすい。子どもを実家などに預け、スパ三昧の気ままな一人旅をする、という妄想にふけるのも良い。いつか実現させるために今日、働くのだ。
コドモアプリ
子どもにテレビやデジタルデバイスのディスプレイはなるべく見せたくない。見せたくはないが、どうしても手が離せないときに「これ見てて!」と言えるアイテムはお守りとして持っておきたい。「コドモアプリ」は、男子限定アプリかもしれないが、3種類の列車に、それぞれ6種類のギミックを発生させるボタンが用意されている。トンネルに入ったり、踏切を渡ったり、駅に停車してドアが開いたりなど、電車好きの子どものツボをよく心得ているアクションばかり。外食中、飽きてしまい椅子から降りようとする息子にはこのアプリでテーブルに留まってもらっている。
MARS
「MARS」はロサンゼルスと東京に店舗を展開するエステサロンの公式アプリ。収録されているネイルのデザイン集が非常に秀逸。カラーの組み合わせやアートも他のサロンではお目にかかったことのない独創的なものばかりで見ているだけで楽しめる。「ネイルアートの好きな男などいない」??そんなことは百も承知。目にとまることの多い爪がキレイなだけで、あらゆるモチベーションが上がる。
GILT
買い物に行く時間もままならないワーキング・マザーにとって、オンラインショッピングは必要不可欠。また数少ない息抜きの時間にもなる。招待制ファミリーセール「GILT」はよく利用する。毎日のセールは21時にスタートするため、子どもを寝かしつけた後、そのままベッドでセールをチェックするのが日課のようになっている。洋服、バッグ、靴などは「ウイメンズ」「メンズ」「キッズ」ごとに分かれて閲覧でき、食器や雑貨、家具は「ホーム」にまとまっている。「シティ」にはレストランやエステサロンを格安で利用できるチケットが。全体的に使いやすい工夫が施されているが、個人的にはサムネイルをスワイプして他の写真を見られる点が◎。子ども服はかわいいものが揃っているし、市価の半額ほどなのでよく買ってしまう。