ソニーは1日、Ultrabook「VAIO T」シリーズの2012年秋モデルで、Tシリーズとしては初めて、14型ワイド液晶採用で大画面化し、光学ドライブも備えた「VAIO Tシリーズ14」を発表した。OSにはWindows 8を搭載している。店頭モデルの発売日は10月26日で、予想価格は140,000円前後。直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売する。

「VAIO T」シリーズ

Microsoftの新OSであるWindows 8を搭載。夏モデルの11.6型/13.3型従来機種から引き続き、アルミヘアラインとフルフラットデザインが特徴のボディに、Ivy Bridge世代のIntel Coreプラットフォーム内蔵、接続性を犠牲にしない通常規格の各種インタフェースというスペックを継承し、本モデルでは"ちょっとモバイル"をコンセプトに、光学ドライブ装備のA4ノートにおける薄型化を追求した。

ほか、IntelのRapid Start Technology(RST)がベースのソニー独自技術「Rapid Wake+Eco」を搭載する。これは、システムの高速起動と低消費電力を実現するソリューションで、本機の液晶を閉じると、データを保持したままの省電力スリープに入り、かつそのスリープ状態はバッテリのみで数週間単位で長期間維持でき、そのまま液晶を開けば即座に高速再開することができるというもの。また、ストレージにはSSDの高速転送とHDDの大容量を両立するハイブリッドHDDも採用した。

ラインナップは店頭モデルの「SVT14119CJS」と、直販CTOのVAIOオーナーメードモデル。オーナーメードでは店頭モデルには無いブルーレイディスクドライブを選択できるほか、Core i7やSSDなどへの内部構成強化、メッセージ刻印サービスなどに対応している。本体カラーはシルバーのみ。

SVT14119CJSの主な仕様は、ディスプレイが14型WXGA(1,366×768ドット)でグレアタイプのLEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3317U(1.70GHz/Turbo時2.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、メモリがDDR3L SO-DIMM PC3L-12800 4GB(4GB×1/オンボード)、ストレージが750GB(750GB HDDとキャッシュ用32GB SSD)のハイブリッドHDD、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースはIEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、USB 2.0×1、USB 3.0×1(PC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、HDMI×1、D-Sub×1、カードリーダ(メモリースティック デュオ/SD共用)、ステレオミニジャック、131万画素Webカメラなど。本体サイズ/重量はW345×D238.2×H20.8mm/約1.92kg。バッテリ駆動時間は約6.5時間。