2012年7月より放送開始となり、ついに最終回を迎えたTVアニメ『ゆるゆり♪♪』のメインキャスト陣で結成する「七森中☆ごらく部」が、2012年9月16日、東京・秋葉原で開催された「ゆるゆり39Fes. 七森中☆感謝祭」のステージに登場した。
TVアニメ『ゆるゆり♪♪』の原作が連載されている「コミック百合姫」の発行元である一迅社が主催する本イベントは、2012年9月15日と16日の2日間にわたって、秋葉原UDXのAKIBA_ SQUAREにて開催されたが、七森中☆ごらく部が登場したのは2日目となる9月16日の特設ステージ。「七森中☆ごらく部 トークライブ」と銘打たれた本ステージは、1日3回公演となっており、3回目のステージはニコニコ生放送での配信も行われた。
ステージの基本構成は各回ともに同じ。ここでは全3回の様子をダイジェストで紹介していこう。
「ゆるゆり39Fes. 七森中☆感謝祭」七森中☆ごらく部 トークライブ
「ほんとに、ほんとに、ほんとに、ほんとに、あかりは主役だもん」というサブタイトルがつけられた今回のステージだが、第1回は歳納京子役の大坪由佳、第2回は船見結衣役の津田美波、第3回は吉川ちなつ役の大久保瑠美がメインMCを担当し、赤座あかり役の三上枝織はスペシャルゲストとして登場。三上のみに豪華クッション&特製ストローが用意されるなど、最終回の放送を目前にした、まさかの"おもてなし"イベントとなった。
満員の観客から大きな歓声を受けながらの最初のコーナーは「アニメ2期のシーンを振り返って」。各回ともにメンバーそれぞれの印象に残るシーンが挙げられたが、ここではそのいくつかを紹介しよう。
■第1話「あかりを京子たちと取り合うシーン」(イベント1回目)
「いつもの結衣ちゃんではないテンションで演じるのが大変だった」という津田。なお、大久保はあかりのことを結衣、大坪はあかりのことをミラクるんだと思って演じたという。ちなみに第2回のイベントで三上が第1話の「ごらく部の3人があかりの手を取り合うシーン」を挙げたところ、「そんなシーンあったっけ?」(大坪)。
■第5話「扇風機のシーン」(イベント3回目)
大坪演じる京子がちなつの家で扇風機に向かって声を出すシーン。テストのときに頑張って「あ゛~っ」という声を作っていた大坪だが、本番の際は実際に小型の扇風機が用意され、別録りの収録だったというエピソードが披露された。物を食べるシーンでも実際にお菓子を口にほおばっての収録だったとのことで、「こっちは何も言ってないのに、(大坪が)『仕事だから仕方ないよね♪』って(笑)」(津田)。
なお、今回のイベントが最終回の放送直前だったということで、最終回についても少し触れられたが、2回目のイベントでMCの津田が「東京では最終回……」と言った瞬間、津田に対して「なんでなの、みーちゃん」と三上が言ったのをきっかけに、それぞれの呼び名についてのトークが繰り広げられた。「みーちゃんと呼ぶのは家族だけなので、(みーちゃんと呼ばれると)恥ずかしくなってくる」という津田に対し、"ゆかちん"と呼ばれだしてから、家ではなぜか"ちん"と呼ばれるようになったという大坪。ちなみに大坪の兄は大坪のことを「バウムさん」と呼ぶらしい……。
続いてのコーナーは「\アッカリ~ン/タイム」ということで、三上が原作コミックスから選らんだ好きなシーンをごらく部4人で生朗読。1回目のイベントではコミックス7巻より「わぁいうすしお、あかりうすしお大好き」、2回目のイベントではコミックス2巻より「あかりを主人公っぽくしようと考えるシーン」、そして3回目のイベントではコミックス9巻より「あかりが○○に挑戦したシーン」がチョイスされた。
三上の独断で選ばれたこともあり、シーンによっては出番のないメンバーも(特に1回目のシーンはあかりしか登場しない)。ということで、出番のないメンバーが効果音など、コマに書かれている文字すべてを担当して場を盛り上げた。
そしておもてなし企画のメインともいうべきコーナーが「あかりをおもてなしタイム」。このコーナーは、メインMCの出したお題に基づいて「あかりをおもてなしするなら……」を各メンバーが提案し、誰のプランが一番あかりが喜びそうかを、三上と観客が判断するというもので、1回目は「あかりをXmasデートに誘うなら?」、2回目は「あかりと海外旅行に行くならどの国?何をしたいですか?」、3回目は「あかりに告白するならどこで? なんて告白しますか?」がお題となった。
"おもてなし"ということもあってお題を見ただけでも興奮気味の三上は、「Xmasデートに誘ってくれるの?」と大喜び。しかし、「あかりちゃんをだよ」と、津田からの鋭いツッコミに少々残念そうな表情を浮かべる……。
続いては、イベント来場者から寄せられた質問に答える「質問コーナー」。ここではそのいくつかを紹介しよう。
■最終回を一文字で表すと?(イベント1回目)
大坪「壊」
大久保「唇」
三上「怪(もののけ)」
津田「奇」
あまりに物々しい単語の連続に、「ゆるいゆりアニメだよね?」(大坪)。
■自分のキャラに感謝の言葉を五七五で表現してください(イベント2回目)
大坪「ありがとう ラムレーズンは 冷蔵庫」
大久保「あざといと 言われるとこも 可愛いな」
三上「永遠に あかりは私の 天使だよ」
津田「困ったな 結衣ちゃん好きで しかたない」
そのほか、「声優総入れ替えをするなら誰の役をやりたい?」「ゆるゆりがゲーム化したらどんなジャンル?」「お団子バズーカーの威力はどれくらいですか?」「本当にタイムマシンがあったらいつに戻りたいですか?」などなど、さまざまな質問に四苦八苦しながらも答えていくごらく部のメンバーだった。
そしてイベントのラストはライブステージ。第2期オープニングテーマ「いぇす! ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」とエンディングテーマ「100%ちゅ~学生」を歌い、各回およそ1時間のステージを締めくくった。
(C)なもり/一迅社・七森中ごらく部 |