秋葉原のショップなどで、10月2日の発売予告も出ているというAMDのデスクトップ版「Trinity」。マイナビニュース編集部ではこのデスクトップ版「Trinity」のサンプルを入手できた。そこでまず、速報としてグラフィックス系ベンチマークテストの結果をお伝えしよう。
「Trinity」は、第1世代APU「Liano」に続く、第2世代のAPU。製造プロセスはLlanoと同様の32nm SOI。トランジスタ数はLlanoの11.78億個から13.03億個へと増加した。CPUコアはLlanoがK10由来のStarsコアだったところ、TrinityではBulldozerベースのPiledriverに入れ替わった。一方、GPUコアも一世代新しくなり、DirectX 11に対応するVILW4世代のNorthern Islandsコアとなっている(マイナビニュースではTrinityのアーキテクチャについて詳細な解説を行っているので、そちらも参照してほしい)。
今回入手できたのは、公開されたスペック概要の中では、最上位モデルである「A10-5800K」。コア数は4、定格クロックは3.8GHz、Turbo Coreで4.2GHz。統合グラフィックスとして「RADEON HD 7660D」を搭載。GPU SP数は384基、GPUクロックは800MHzとなっている。
それでは早速ベンチマークテストの結果を紹介するが、その前にテスト環境について主なものを下記の表にまとめておく。比較として、RADEON HD 6450を使用した。マザーボードは、ASUSTeK Computerの「F2A85-V PRO」を使った。対応ソケットはFM2、チップセットはAMD A85X FCH 、拡張スロットはPCI Express(2.0)x16×3、PCI Express(2.0)x1×2、PCI×2。CPU、メインメモリなどの電源回路をデジタル対応にした「SMART DIGI+ Power Control」といった機能を搭載している。
■今回のテスト環境 | ||||
カード/GPU | RADEON HD 7660D | RADEON HD 6450 | ||
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グラフィックスカード | プロセッサ内蔵 | リファレンス | ||
CPU | AMD A10-5800K | |||
M/B | F2A85-V PRO(AMD A85X FCH) | |||
RAM | Kingston KHX14400D3K2 1GB×2枚 | |||
Storage | 1TB HDD | |||
Power | ANTEC TruePower Quattro 1000W 80 PLUS | |||
OS | Windows 7 Ultimate SP1 64bit |
3DMark Vantage
まずは3DMarkから、Vantageの結果を以下に示す。「Performance」→「High」→「Extreme」とプリセットを変更しながら負荷調整をし、総合スコアの3DMarks(3DMark Vantage - Overall)と、Graphicsテストを抽出したGraphicsスコアの各スコアをグラフにまとめた。
3DMark 11
続いては3DMark 11。Vantageと同じく「Entry」→「Performance」→「Extreme」とプリセットを変更しながら負荷調整をし、スコアをまとめた。
ゲームタイトルを使ったベンチマークテスト
実際のゲームタイトルを利用したベンチマークテストの結果もお届けする。「STREET FIGHTER IV」と「Biohazard 5」の結果を示す。「STREET FIGHTER IV」はフルHD(1,920×1,080ドット)の画面解像度で、垂直同期をオフにした状態での平均fpsを計測している。「Biohazard 5」も同様にフルHD(1,920×1,080ドット)の画面解像度で、DirectX 10版のテストBを実施し、平均fpsを取得している。
ベンチマークの結果を見ると、全体的にパフォーマンスが若干伸び悩んでいる印象だ。メモリ容量がそれほど多くないため、スコアが引き下げられているのかもしれない。メモリを増設することでスコアが伸びる可能性もある。
今回は速報として、グラフィックス性能まわりのベンチマークのみの紹介だったが、マイナビニュース編集部では、デスクトップ版Trinityについてより詳細なレビューも予定しているので、そちらも期待してお待ちいただきたい。