三菱自動車は27日、幕張メッセで10月2日から6日の期間に開催されるIT・エレクトロニクスの総合展示会『CEATEC JAPAN 2012』の特別企画展「Smart Mobility Innovation 2012 -Smart Mobility Zero-」において、初披露となる軽トラック電気自動車「MINICAB-MiEV TRUCK」(ミニキャブ・ミーブ トラック)など、同社の電動車両フルラインアップを展示すると発表した。

「MINICAB-MiEV TRUCK」

MINICAB-MiEV TRUCKは、同社の新世代電気自動車MiEVシリーズ第3弾として、軽トラック「ミニキャブ トラック」をベースに開発。MiEVシリーズで培ったEV技術とノウハウを活用し、電気自動車ならではの高い環境性能と軽トラックとして要求される積載性や経済性の両立を実現したという。駆動方式は2WD(後輪駆動)で、満充電の充電時間はAC200V(15A)で約4.5時間、AC100V(10A)で約14時間、急速充電(80%)は約15分。

展示ブースでは、電源供給装置「MiEV power BOX」とMINICAB-MiEV TRUCKを接続し、農作業における電気自動車の新しい活用方法を提案するほか、ステージ照明を「i-MiEV」の電力で点灯させるとのこと。

また、2012年パリモーターショーに出品予定の「アウトランダーPHEV」を参考出品(10月2日~5日)するほか、4月より岡崎工場で稼動しているスマートグリッド実証実験装置「M-tech Labo」の技術を展開したコンセプトハウス「MiEV HOUSE」も展示する。