オウチーノ総研は全国に住む20歳以上の男女1,108人を対象に、「年収2,000万人あったら投資したい都市」について調査を実施。調査は5月21日~27日までの期間に行われた。
まず、「年収2,000万円あったら、不動産投資したい国内都市」について尋ねたところ、1位となったのは「東京23区(44%)」だった。2位は「横浜市(8.6%)」、3位は「札幌市(7.4%)」で、東京は他の都市に圧倒的な差をつけて1位となった。その理由は「賃貸需要がある」「低リスク」「投資効率がいい」「地価の高さ」などが挙げられた。
注目したいのは、4位の「大阪市」。大阪都構想や維新の会などの「刷新感」や「変革への兆し」が期待されているようだ。また、被災地の「仙台市」が10位にランクイン。「復興需要がありそう」「復興してほしい」など、被災地の復興を応援する気持ちも支持の理由となっている。
続いて、「年収2,000万円あったら、不動産投資したい海外の都市は?」と質問。すると、成長の著しいアジアの都市を抑え、1位は「ニューヨーク(3.4%)」となった。理由は「需要の高さ」「資産価値の高さ」「世界の中心だから」などの意見が多かった。
2位は「ホノルル(3.1%)」。ニューヨーク同様「需要の高さ」が支持されているだけではなく、日本人からの人気が高いことがポイントとなったようだ。アジアでは「上海」が3位、「シンガポール」が4位にランクイン。中国(上海)は、都市としての成熟度の低さや、将来のバブル崩壊リスクを懸念する意識があり、3位にとどまったと考えられる。