Berryz工房の"ももち"こと嗣永桃子が26日、東京・新宿ステーションスクエアにて行われた映画『ザ・レイド』のイベントにゲストとして出席した。

映画『ザ・レイド』のイベントに出席した嗣永桃子

第36回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門観客賞の受賞や世界各国の映画祭を席巻するなど、上映前から話題が絶えない本作。麻薬王が支配する30階建ての高層ビルに強制捜査(RAID=レイド)に入った20人のSWATと、それを迎え撃つギャングの闘いを描いた作品で、見どころはインドネシアを中心とするムラユ文化圏発祥の格闘技"プンチャック・シラット"を駆使した格闘シーン。全編102分のうち85分がほぼアクションシーンで占めているというノンストップ・ハイテンション作となっている。

その"ハイテンション"な作品同様、この日の嗣永も絶好調。作品を見てイベントに臨んだ嗣永は「ももち、アクション映画というものを初めて見たんですけど、男同士の戦いが見れてすごいドキドキしました」と感想を述べながら、「アイドルだから血とかが怖いんですけどぉ、でもいつも私のかわいさでファンの皆さんに鼻血とか出させてしまっているから大丈夫です」と"ももち節"で作品をアピールした。

この日、映画のPRのために来日したギャレス・エヴァンス監督、主演のイコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアンもイベントに出席(3人のインタビューを近日掲載予定)。劇中の悪役であるマッド・ドッグに扮して登場したヤヤンは、登場するやいなや、嗣永をロープで拘束してしまう。そして、助けを呼ぶ嗣永の前にイコが現れ、プンチャック・シラットで華麗にヤヤンをノックアウト。迫力満点の実演に、会場の観客からは大きな歓声と拍手があがった。

ロープで拘束された嗣永は「怖いよぉー!」「やだよぉー!」「 助けてー!」と女優顔負けの迫真の演技。自分を巡ってイコとヤヤンが戦ったことを「もうお姫様気分!」と感激しながら、「映画の中の2人はとても怖かったんですけど、今日こうしてお会いしたらすごく優しかったので、2人ともももちにメロメロなんだなと思いました! もう顔がデレデレですぅ!」と満足しているようだった。

左からギャレス・エヴァンス監督、ヤヤン・ルヒアン、嗣永桃子、イコ・ウワイス