ビー・エム・ダブリューはこのほど、卓越したオフロード性能とオンロード性能を両立したSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)「X3」のラインアップに、クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載した「X3 xDrive20d BluePerformance」を追加して発売した。
同モデルはNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンス・フリーの最先端排出ガス処理技術である「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、ディーゼル車に対する世界最高水準の排出ガス基準である日本の「ポスト新長期規制」に適合したクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載する。
このエンジンは2.0リットル直列4気筒ターボ・ディーゼルで、最新のディーゼル燃料の直噴技術であるコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムを採用。可変ジオメトリーターボとの組み合わせで優れたレスポンスと高トルクを実現している。最高出力は184PS、最大トルクは38.7kgm。同時にアイドリングストップ機能、ブレーキエネルギー回生システム、電動パワーステアリングなどの低燃費技術を採用したことにより、JC08モード燃費は18.6km/リットルと、きわめて優れた数値を達成している。
価格は、直列4気筒ガソリンエンジン搭載モデルの「X3 xDrive20i」と比較してわずか23万円のアップの564万円となっている。なお、BMWブランドのクリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルは国内最多となる計6モデルとなった。