フォード ジャパンはこのほど、同社のコンパクトクラスの主力モデル「フォーカス」を2013年に日本に投入すると発表した。同車は世界で1,000万台以上を販売しており、3世代目となる新型「フォーカス」は120カ国以上で販売される。

「フォーカス」

同車はフォードが提唱する"キネティック(動的な)デザイン"コンセプトを取り入れたボディに、パワフルで燃費性能にも優れたエンジンを搭載。環境性能、安全性も高いレベルにある。日本に導入されるのは機能性に優れた5ドアハッチバックモデルとなる。

エンジンは170PSを発揮する2.0リットルの直噴エンジンを搭載。組み合わせるトランスミッションはパワーロスが少なく、スムースなシフトチェンジが可能な6速PowerShift(デュアル・クラッチ・トランスミッション)となっている。インテリアも"キネティックデザイン"により、先進的でスポーティなイメージとなっている。マイクロソフトと共同で開発したフォード独自のドライバー・コネクト・テクノロジー「SYNC」を採用しており、スマートフォンや携帯電話を接続して音楽や電話を音声(英語)で操作できる。

環境性能はエンジンの直噴化に加え、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング)やADFSO(減速時燃料遮断機構)などの技術を組み合わせ、さらにラジエターグリルに装備されたアクティブ・グリルシャッターや電動パワーステアリングにより優れた低燃費性能を実現している。日本への投入は2013年前半の予定。