化粧品の製造販売を行う資生堂は、ヘアーケアブランド「TSUBAKI(ツバキ)」から、洗い流さないトリートメント「資生堂 美艶油(びつやゆ)」を9月中旬より数量限定で店頭発売を開始する。価格はオープン。
美艶油は、6月21日より同社WEBサイト「ワタシプラス(watashi+)」限定で先行発売されたが、すぐに完売してしまったという。それでも、@cosmeのアウトバストリートメント部門では、1位をキープしている(9月11日現在)。
ところで、なんでこんなに人気なんだろうか。美艶油の実力を調査した。
9割以上の女性が高評価をしたトリートメント
まずは、同社が販売に先駆けて行ったモニターの調査を調べると、9割以上の人が高い効果を実感しているという。
例えば、「美艶油を使って、ダメージが改善されましたか?」と尋ねたところ、92%が「改善された」と回答。「髪の奥まで浸透して、カラーで傷んだ髪がしっかりと潤うのを実感しました」というコメントからも、ダメージヘアーに効果がある様子がうかがえる。
また、「美艶油を使って、髪の手触りが滑らかになったと感じましたか?」という問いに対しては、92%が「感じた」と回答。さらに、「美艶油を使って、髪のツヤが増したと感じましたか?」と尋ねたところ、94%が「感じた」と回答した。
フリーコメントでも、「天使の輪が短期間でできるから絶対に使ったほうが良い」「雨の日に外に出ても、広がったりパサパサになったりしなかった」など、使用感を評価する声が多く寄せられている。
美艶油は、まあまあ多くの女性から高評価を得ていることがわかった。でも、「アンケート調査だけだとイマイチな……」と思った私。ということで、自分でも使ってみることにした。
長年のパーマで傷んだ私のヘアーでも効果を実感!
私の髪の毛は長年のパーマとカラーリングによって、激しいダメージを受けている。しかも、スパイラルパーマ。ゆるふわパーマよりもダメージが大きい。そんなヘアーでも、美艶油は効果を発揮してくれるのだろうか。
洗髪後、タオルドライをした半乾きの髪の毛に美艶油をなじませる。オイルがぬれた髪の毛にも使えるのか心配だったが、髪の毛につけた瞬間、スッとなじんでいった。しっかりもみこまなくても、髪の毛に浸透していく。す、すごい。ちなみにこの効果は、大豆レシチンによるものだそう。
あと、オイルといってもベトベトせず、サラッとスベスベした感触で、残ったオイルをふき取る必要もなかった。とはいえ、ドライヤーをかけた後もしっとり感は持続していた。
翌朝。
スパイラルパーマの人はお悩みだろうが、いつもはひどい寝ぐせなのが、爆発することはなかった。ちなみに、髪の毛にベタつきはなく、サラサラ感が継続している。
さらに、昨晩つけた美艶油は洗い流す必要はなく、乾いた髪に上塗りもできるそう。乾いた髪に使ってみても、椿油独特のクセのあるニオイはせず、フルーツのような甘い香りが漂う。これは、ヘアーフレグランスとしても活用できそう。
使用開始から数日が経過。髪の毛のツヤは増しつつも、何より手櫛すら拒否する剛毛が生まれ変わり、スルンとしなやかにまとまっている。ダメージヘアーの私でも、効果が実感できたのだから、普通の髪質ならより効果を得られるのではないだろうか。
こだわりの"厳選 椿オイル"が美髪へと導く
何気なく成分を見てみると、美艶油には、同ブランドに使用されている「厳選 椿オイル」を濃密配合と書かれている。上質な椿オイルの産地である、長崎県五島列島産の天然素材を使用し、完熟した椿の実を手摘みで収穫し、昔ながらの圧搾法で丁寧に時間をかけて絞り出している。
ちなみに、美艶油はその年に収穫された椿の種子のみを使用し、ピュアな一番搾りのオイルのみを使っているため、数量限定販売とのこと。店頭販売のみなので、試してみたい方は、チェックしてみてはいかがだろうか。