JVCケンウッドは9月26日、コンパクトコンポーネントシステム「EX-N5」および「EX-N1」を発表した。発売はEX-N5が10月中旬で、EX-N1が10月上旬。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はEX-N5が80,000円前後、EX-N1が60,000円前後となっている。

「EX-N5」

「EX-N1」

2モデルとも、スピーカーの振動板として理想に近い音響特性を持つウッドコーンを採用したコンパクトコンポーネント。さらに、スピーカーキャビネットのフロント、天板、底板にはチェリーの天然無垢材を採用し、メインマグネットの大型化などにより迫力あるサウンドを実現した。

ほかにも、インシュレーター取付部に銅メッキネジおよび真鍮ニッケルメッキワッシャ、ボトムシャーシとフロントパネル固定部分に銅メッキネジが採用され、共振を分散する。さらに、フロントパネルやボリュームノブにアルミが、トップカバーとフロントパネルの勘合部に振動抑制スペーサーが用いられるなど、振動対策が徹底されている。

また、2モデル共通の特徴として、iPhone/iPod/iPadのデジタル接続に対応。iPhone/iPod専用ドックを搭載するほか、USBポートも備えられているので、iPadもデジタル接続が可能となっている。

EX-N5のみの特徴として、Wi-F-(無線LAN)によるネットワーク接続に対応している点が挙げられる。また、DLNAやAirPlayにも対応しており、PCやAndroid端末、iPhoneなどに保存してある楽曲もワイヤレスで再生可能だ。Wi-Fiの接続設定はWPS(Wi‐Fi Protected Setup)に対応しているので、ワンタッチで行える。

主な仕様は、アンプ部の実用細大出力が50W×2、スピーカーが8.5cmフルレンジ、iPhone/iPodドック以外の接続インタフェースがアナログ入力×2系統、サブウーファー出力×1系統、ヘッドホン出力×1系統、USBポート×1基、iPhone/iPod用ビデオ出力(コンポジット)×1系統となっている。CDプレーヤー部で再生可能なディスクは、音楽CDおよびCD-R/RWで、対応するフォーマットはCD-DA、MP3、WMAだ。そのほか、2モデルともにFM76.0MHz~90.0MHz・AM531kHz~1,629kHzのラジオチューナーを搭載。

センターユニットのサイズはEX-N5がW223×D338×H96mmで、EX-N1がW223×D338×H96mm、スピーカー部のサイズは共通でW120×D246×H161mm。重量はEX-N5のセンターユニットが2.9kg、EX-N1のセンターユニットが2.8kg、スピーカーが各1.7kgとなっている。