X-F1は、「X」シリーズのコンパクトデジカメとして、アルミと革を使った高級感のあるボディが特徴。鏡胴リングを回してレンズを繰り出すと電源オン、沈めると電源オフという手動での操作が必要という、クラシカルな機構を採り入れた。ズーミングも手動だ。

「X-F1」

本体上部

鏡胴を回してレンズを手動で繰り出すと電源がオンになる

全体的なデザインもクラシカルだが、有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサー、35mm判換算時25~100mmの光学4倍ズームレンズを搭載。レンズのF値はF1.8~F4.9で、同じく「X」シリーズのコンパクトデジカメ「FUJIFILM X10」よりも広角化した。

クラシカルな中にも、革のカラーを変えて、女性をモデルにしたブース展開でファッション性も持ち込んでおり、新たなユーザー層の獲得も狙っているようだ。

女性の説明員によるデモで、雰囲気を変えたブースにしていた

カラーバリエーションのアンケートも採っていた。女性票が少ないのは、もともと来場者に女性が少ないからだろう

意外に人気だったのが、「instax mini 8 "チェキ"」(こちらではinstax mini 8)。若い女性が使う「かわいい」インスタントカメラという日本のマーケティングをそのまま持ち込んでおり、会場でも来場者が集まって製品をチェックしていた(「instax mini 8」発表時のニュースはこちら)。

「instax mini 8」

使い方の説明も「かわいらしい」もの

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