田中貴金属工業は投資や金(ゴールド)について関する調査を実施。調査は6月8日から6月29日にかけて、20歳から69歳までの男女500名を対象に行った。
同調査は、首都圏、京阪神、中京、札幌、広島、北九州/福岡エリアに住む一般男女を対象に訪問面接形式で実施した。
まず投資に対する意識を調査。すると、「マネーゲームになるような投資はしたくない」と回答した人は78%、「ネット取引は不安なのでやりたくない」は71%、「投資は長期のスタンスで行うべき」は41%だった。安全に資産を運用したい意識からネット取引に対する不安を持っていることや、長期的な投資で資産形成を目指したいという堅実な様子がうかがえる。
次に今後購入してみたい金融商品(預貯金を除く)について尋ねたところ、1位は「金投資(9%)」、2位は「株式(6%)」、「外貨預金(6%)」、4位は「投資信託(5%)」「国債(5%)」だった。現在、購入している金融商品の1位は「株式」となっているが、世界的な金融不安・経済不況の影響からか、安全資産である「金」の投資に前向きであるようだ。
続いて「金投資への関心」について聞くと、18%が「関心がある」(とても関心がある、関心がある、やや関心があるの合計)と回答。年代別では20代で18%、30代で15%、40代で19%、50代で19%、60代で20%だった。今までは年配者の購入が多かった金商品だが、若い世代でも金に関心を寄せる人が増えていることが分かった。
金投資の魅力についての質問では、「世界のどこでも通用するから」と47%が回答。「値上がりの可能性がある」が27%、「世界で公平な価格で取引される」が24%だった。世界共通の資産や価格の不変性に魅力を感じているようだ。一方、不安な点は「価格変動が大きそう」が41%、「悪徳業者がいる」が33%、「品質が分からない」が30%だった。