オーディオテクニカは9月24日、「SOLID BASS(ソリッドベース)」シリーズのオーバーヘッドヘッドホン「ATH-WS99」「ATH-WS77」を発表した。発売は10月19日。希望小売価格は、ATH-WS99が25,200円で、ATH-WS77が12,600円。

φ40mmm専用設計ドライバーを搭載する「ATH-WS77」

「ATH-WS77」の重低音再生のための構造イメージ

「SOLID BASS」シリーズは、パワフルな重低再生を特徴とする密閉ダイナミック型ヘッドホン。ATH-WS77は、2009年12月に発売した「ATH-WS70」の後継機種で、ATH-WS99は、オーバーヘッドタイプの「SOLID BASS」シリーズ最上位機としてリリースされる新モデル。

「SOLID BASS」シリーズのオーバーヘッドタイプ最上位機種「ATH-WS99」

ストレートタイプとスマートフォン用のマイク・リモコン付きタイプの2種類の延長コードが付属する

両モデルとも、空気室(チャンバー)を2重化する「デュアルチャンバーメカニズム」を採用、ダイナミックな低域再生を実現した。ATH-WS77は専用設計の40mm径ドライバーを搭載しており、ATH-WS99はSOLID BASSシリーズで最大となる53mm径のドライバーを搭載している。こちらも同じく専用設計だ。

ATH-WS77は高剛性なアルミニウムハウジングを、ATH-WS99は精密切削アルミニウムハウジングを採用。ATH-WS77ではハウジングケースに、ATH-WS99ではハウジングに、それぞれドライバーが直接マウントされ、不要振動を抑制している。

ヘッドバンドは、無段階調整タイプで、頭の形状にあわせて装着可能だ。イヤーパッドは低域を逃がさない高密閉タイプを採用している。

再生周波数帯域は、ATH-WS99が8Hz~25kHzで、ATH-WS77が10Hz~25kHz。出力音圧レベルは、ATH-WS99が102dB/mW、ATH-WS77が100dB/mW、インピーダンスはATH-WS99が37Ωで、ATH-WS77が47Ωだ。最大入力はどちらも1,000mWとなっている。コード長は、ATH-WS77が1.2mで、ATH-WS99は0.4m。ATH-WS99には、ストレートタイプとスマートフォン用のマイク・リモコン付きタイプの2種類の延長コードが付属する。延長コードの長さはいずれも0.8mで、プラグは3.5mmL型。

本体の重量は、ATH-WS99が250gで、ATH-WS77が175gだ。