上越新幹線が11月15日で開業30周年を迎えるのを記念し、JR東日本新潟支社は今月より、「サンキュー(39)プラン」と名づけた特別企画(記念イベントや臨時列車の運転、グッズ販売など)を実施する。

「サンキュー(39)プラン」では初代「Max」E1系を使用した団体専用臨時列車も登場

「30周年記念+9つの特別企画」で「サンキュー(39)プラン」と名づけられた今回の特別企画では、団体専用臨時列車および記念ラッピング車両の運転や新幹線車両の展示会をはじめ、記念入場券の発売、スタンプラリーなどを実施。9月14日から開業30周年記念のメモリアルグッズ(ストラップ、マフラータオル、クリアファイルなど)を順次発売する。

10月21日には「新潟鉄道大感謝祭2012」と銘打ち、新潟新幹線車両センターにてJR東日本新潟支社主催「新幹線ご利用感謝祭2012」(10:00~15:00開催)、新潟駅南口広場にて「鉄道の日」北陸信越地方実行委員会主催「第19回鉄道の日記念イベント」(10:00~17:00開催)、JR貨物新潟支店主催「JR貨物 東新潟機関区一般公開」(10:00~15:00開催)を開催する。3会場のうち、「新幹線ご利用感謝祭2012」では、9月28日をもって定期列車での運転を終える初代「Max」E1系のほか、新潟では見る機会の少ない東北新幹線E5系、検測用車両「East-i」なども展示されるという。

10月27日には、E1系による新潟発東京行の団体専用臨時列車「ありがとうMaxあさひ号」を運転。かつて上越新幹線の速達列車に使用された「あさひ」の名が、1日限定ながら"復活"する。11月17日には、E5系を使用した新潟発東京行の団体専用臨時列車「上越新幹線開業30周年号」が運転され、これを記念した出発式を新潟駅にて開催。同じ日に、開業当初のカラーリングを施した200系車両による大宮発新潟行「とき395号上越新幹線開業30周年期年号」も運転され、大宮駅で出発セレモニーも開催される。

現在、E1系に掲出されている朱鷺(とき)のラッピングは、E1系の営業運転終了にともない、11月初旬よりE4系1編成に掲出されることに。朱鷺が羽ばたく美しい姿がラッピングされる。また、上越新幹線のE4系4編成に、東北新幹線E2系や山形新幹線E3系にも見られる「ご当地ラッピング」を装飾するための準備も進めているとのこと。