Appleは9月19日、「OS X Mountain Lion アップデート v10.8.2」の提供を開始した。安定性や互換性、セキュリティを向上させる修正のほか、予告してあったFacebookサポート、同日にリリースされたiOS 6と連係する機能など、数多くの新機能を備える。

Facebookサポートの追加によって、Facebookへのシングルサインオン、リンクや写真のFacebook共有、Facebookの友だち情報の連絡先への統合、Facebookに関する通知受け取りなどが可能になる。Game Centerの友だちのお勧めにもFacebookの友だちが加わり、ゲームが"いいね!"ボタンに対応。スコアをFacebook/Twitter/メール/メッセージで共有できるようになった

Safariのスマート検索フィールドでSSLを用いてGoogle検索を行える。Safariの環境設定の「一般」に「Safariの起動時」という項目が加わり、「最後のセッションの全ウインドウ」を選択できる。

通知機能では、通知センターからのツイート送信でURLが短縮される。またTwitterの他の人からのメンションやリプライの通知を受け取れる。

iOS関連では、MacのSafariおよびメールから、iOS 6の新機能であるPassbookにパスを追加できる。Apple IDとiPhoneの電話番号が紐付けられ、電話番号宛てのFaceTime通話をMacで受信でき、電話番号宛てに届いたiMessageがMacのメッセージにも表示される。

このほか、リマインダーにリストの共有機能を追加、メモに表示順序(編集日/作成日/タイトル)の変更オプションを追加、AirPlayミラーリング使用時に通知が無効になるように変更した。Power Napの対象機種にMacBook Air (Late 2010)が加わった。同機種でOS X v10.8.2にアップデートした後に「MacBook Air SMCファームウエア・アップデート 1.7」を適用すると使用できるようになる。

Appleは19日に「OS X Lion アップデート 10.7.5」もリリースした。Launchpad内のアイコンの配置が再起動後に変更される問題、Spotlightを使ってSMB サーバを検索する時の問題などを解決。Active Directoryサーバに接続する時の互換性を改善する。