英キャサリン妃のトップレス写真の仏クローサー誌掲載問題がさらに波紋を広げている。アイルランドのアイリッシュ・デイリー・スター紙は、9月15日に仏クローサー誌に続いてキャサリン妃のトップレス写真を掲載し、同紙の編集者マイケル・オケイン氏は停職処分を受けている。
また、9月17日に26ページの特集号を組んでキャサリン妃のトップレス写真を掲載したイタリアの週刊誌チーは、その特集記事の中で整形外科医によるキャサリン妃の胸の鑑定まで掲載。同特集の中で、イタリアの整形外科医パオロ・サンタンチェ医師はキャサリン妃について「彫刻のような美しい体つきですが、素晴らしい胸とは言えませんね」という批評を寄せ、その上で同誌編集者のアルフォンソ・シグノリーニ氏はイギリス各紙がキャサリン妃のトップレス写真を掲載せずに同誌などをうらやましく思っているとの考えを示し、次のような持論を展開している。
「私は新聞のディレクターなんです。スーパーマーケットのディレクターではない。アーティチョークやにんじんを売る商売ではなく、私たちはスクープになる写真を掲載するのが仕事だ。それにこの写真は愛し合っている普通のカップルのものでしかなく、しかも、未来のイングランド女王がこのような形で写真を撮られたのは初めてのことだ」
キャサリン妃は現在、エリザベス女王載冠60周年記念と外交関係の強化のため行われているアジア訪問の一環でソロモン諸島のマラパ島をウィリアム王子と共に訪問。9月17日には、同地で裸の女性たちが伝統文化のダンスを踊ってキャサリン妃とウィリアム王子を大歓迎している。キャサリン妃は裸のダンサーに驚き、終始笑いながらどこを見てよいのか分からない様子を見せ、さらにダンサーの1人から伝統工芸の裸の女性の彫刻を見せられると動揺の表情を浮かべていたという。
さらに9月18日には、キャサリン妃はフランスの裁判所からこれ以上のトップレス写真掲載に対する指し止め命令を勝ち取っている。仏クローサー誌は、イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ前首相が所有するモンダドーリ・メディア・グループの傘下で、今後もし同誌がトップレス写真を掲載したり、第3者に対してその写真をいかなる手段であれ渡すことがあればモンダドーリ・フランスは1日当たり1万ユーロ(約102万円)の罰金が課せられることになった。
ただ、今回キャサリン妃のトップレス写真を激写した張本人と言われているパパラッチのヴァレリー・スオウは現在、行方不明の状態。今後裁判所が有罪判定を行った場合、ヴァレリーとクローサー誌の編集者ローレンス・ピオは禁錮1年の判決を受ける可能性がある。
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