米Motorola Mobilityは9月18日 (英国時間)、米Intelとのパートナーシップで開発したAndroidスマートフォン「RAZR i」を発表した。動作クロック2GHzのAtomプロセッサを搭載。4.3インチ・ディスプレイがEdge to Edge(端から端)デザインで組み込まれている。OSはAndroid 4.0.4 Ice Cream Sandwich (Jelly Beanへアップグレード可能)。10月に欧州 (イギリス、フランス、ドイツなど)、ラテンアメリカ (ブラジル、メキシコ、アルゼンチンなど)で発売する。

Motorolaによると、RAZR iは動作クロック2GHzのプロセッサを搭載した初のスマートフォンになる。英PC Proによると、搭載プロセッサは32nmプロセスで製造されたAtom Z2480で、シングルコアだが、Hyper-Threadingテクノロジで複数のスレッドを同時に実行できる。性能に関しては、米Engadgetがプレリリース版のRAZR iと、Snapdragon S4 (デュアルコア1.5GHz)を搭載したRAZR Mで様々なベンチマークプログラムを実行した結果をブログに掲載している。

RAMは1GBで、内蔵メモリは8GB(ユーザー領域は約5GB)。microSDカードをサポートするメモリスロットを備える。

ディスプレイは、4.3インチ (540×960)のSuper AMOLED Advanced。Edge to Edgeはディスプレイを囲む筐体の縁を狭くしたデザインで、4.3インチ・ディスプレイを搭載しながら、本体サイズは122.5×60.9×8.3ミリ (重さ126グラム)と細身である。本体にはアルミフレームを採用し、背面カバーにDuPont KEVLAR 3ファイバ、ディスプレイにCorningのGorilla Glassを用いている。

メインカメラは8メガピクセルで、10枚/秒の連写機能、HDR機能を備える。対面はVGAカメラ。Wi-Fi(802.11a/g/b/n)、Bluetooth 2.1+EDR、aGPS、eCompassなど装備。バッテリー容量は2000mAhで、一般的な使用(音声通話/データ/アプリ使用など)におけるバッテリー駆動時間を最大20時間としている。