(c) 2001-2002 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

日本では、「草食系男子」なんていう言葉が流行っていますよね。しかも、そんな時代の波に甘んじてか、最近は男気のない男性が増えている・・・・・・そう感じている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回、「草食系」が見習うべき、ある「男の中の男」をご紹介しましょう。あなたはジャック・バウアーという男を知っているでしょうか。

彼は、ハラハラ・ドキドキのサスペンスアクション・アメリカ発の海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の主人公。身一つで、ときには核爆弾の爆破をくい止め、ときには細菌兵器で世界を脅かす組織と闘い抜く型破りの捜査官。彼は、国家や愛する家族のために自分の命も顧みない、まさに“男の中の男”です。

『24 -TWENTY FOUR-』は、そのタイトルが示すとおり、24時間に起こったことがリアルタイムで進行し、全シーズンが1話1時間の全24話で完結するという革新的な手法の人気番組となっています。そんな同ドラマは、テロの脅威などを描写したスリリングな場面はもちろん、政界で苦悩する人々の心理や、キャラクターそれぞれの人間性など、見所が盛りだくさん! 

そこで、今回は大盤振る舞いなネタバレあり!我々マイナビニュース編集部が独自に選定した“24-TWENTY FOUR-見所ベスト5”をご紹介します。ぜひ、ジャック・バウアーの行動や思いから、彼の男らしさを感じてみてください。

【第5位】黒人大統領デイヴィッド・パーマーとの信頼関係

『24』はシーズン8(ファイナル)まで制作されていますが、すべてはシーズン1からスタート。主人公のジャック・バウアー(34才)は、CTU(テロ対策ユニット、Counter Terrorist Unitの略称)支局の捜査官として登場します。

ジャックは有能な捜査官ですが、私生活ではゴタゴタを抱える、悩めるお父さん。別居した妻テリーと関係の修復を試みるなか、15歳の娘のキムが夜中に遊びに行ってしまい、そのまま誘拐されてしまったりと、踏んだり蹴ったりの状況に追い込まれてしまいます。 しかも、その誘拐犯の狙いは、大統領選の最有力候補と言われているデイヴィッド・パーマー上院議員の暗殺と判明。ジャックは、「キムもパーマーも救い出すぜ!」と奔走します。

そこから繋がりを持つようになったジャックとパーマー。シーズン2では、パーマーがアメリカ史上初の黒人大統領として核爆弾テロに立ち向かうこととなるのですが、ジャックは彼の頼みで、一度は離職しようとしたCTUに戻り、テロ組織に潜入。事件の解決を図ります。 そんななかで芽生えたジャックとパーマー大統領の強い信頼関係。立場は違うものの、事件の最前線に立ってきた戦友として、ふたりは、熱い信頼関係を築いていくのです。時を経ても、個人的な親交を交わし続けるふたりの、“男の友情”的なシーンにはホロリとくるのではないでしょうか?

ちなみに、パーマーが大統領になったのは2002年(シーズン2)でしたが、2008年11月に行われた現実のアメリカ大統領選挙では、パーマーのように黒人のオバマが勝利。ドラマ放映時には、オバマが大統領になるなどと思っている人は誰もいなかったようですが、『24』の現実を予言したような内容に驚いた人もいたかもしれません。

【第4位】人間離れし過ぎ!なジャック・バウアー

上述したように、ジャックは有能な捜査官。ここではその活躍ぶりを振り返ってみましょう。
■シーズン1・・・大統領候補暗殺事件を阻止すべく単身テロ組織に乗り込む
■シーズン2・・・核爆弾の爆破を食い止めるべく決死の奔走
■シーズン3・・・細菌兵器で世界を脅かす麻薬カルテルに潜入
■シーズン4・・・自分の命と引き換えにアメリカをテロから守る
■シーズン5・・・神経ガスによるテロを食い止める&ローガン大統領の陰謀を暴く
■シーズン6・・・中国に拉致されたジャックが全米11都市で起こった大規模自爆テロを止めるために帰ってくる
■シーズン7・・・自らの身を危険にさらし、アフリカのテロと国家規模の陰謀を暴く
■シーズン8・・・旧友の罠に嵌って事件に巻き込まれるが、愛する人のため、大切な仲間のために戦う

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シリーズの名物と化したジャックの拷問シーンにはちょっぴり引いてしまうこともあるけれど、どこまでも正義を重んじ、任務を遂行する“信念の男”ジャックには脱帽! 「彼ひとりいれば、軍隊も警察もいらないじゃん!」と、つい突っ込んでしまいますが、行き過ぎなところを差し引いても、国家や、愛する人たちを守るジャックは、間違いなく「世界の男前ランキング」ナンバー1といえるでしょう。

【第3位】裏切り者の存在

『24』において注目すべきは、味方組織内にいる“裏切り者の存在”です。このドラマでは、CTU内の捜査員、大統領補佐官、新しい大統領と、常に怪しい人物がうごめいているのです。

なかでも不意を突かれたのは、ジャックと恋愛関係にあった部下・ニーナの裏切り。シーズン1ではジャックの妻を殺し、シーズン2では核爆弾テログループに関与。シーズン3では生物兵器の買い手としてジャックの捜査を妨害し、娘のキムを殺そうとするなど、長きにわたって悪の限りを尽くします。彼女の二重スパイぶり、豹変ぶりには、あっと驚いた人も多いはず。

【第2位】蘇るトニー・アルメイダ

最初は、CTUロサンゼルス支部通信部門所属の捜査官として登場したトニー・アルメイダ。ジャックとは衝突することもありましたが、シーズン4では、ジャックが彼のことを「唯一の友人」と話すほどの存在になります。

トニーは、シーズン2でロス支部の責任者となり、シーズン3では首を撃たれ重傷に。テロリストに囚われた妻のミシェル・デスラーを救うため、テロ活動を幇助することになってしまい、刑務所送り……と、波乱万丈な人生を送ります。そして、出所してアル中になって、いろいろあって、死亡。と、壮絶な展開を迎えますが、トニーは、あのジャックに「唯一の友人」と言わしめた人物ですから、視聴者としては妙に肩入れしてしまいます。「いつかこの辛い状況も好転するはず!」「頑張って!」と応援を送ってしまいたくなる名キャラクターでした。 結局、トニーはシーズン7で復活するのですが、その後の展開にも目を見張るものが。彼の一挙手一投足に翻弄された人も多いのではないでしょうか?

【第1位】“眉間にシワ”のクロエ・オブライエンがクライマックスに大活躍!

シーズン3から登場したCTUロサンゼルス支局のメンバー・クロエ・オブライエンは、眉間のシワや、KYな発言がチャームポイント(?)。いつも難しい顔をしており、愛想がいいとはいえません。 しかし、シリーズがラストに近づくにつれ、ジャックの数少ない“親友”のひとりに昇格していくクロエ。この裏切り者多発ドラマにおいて、珍しく安心できるキャラとして定着し、次第に彼女の不器用な性格にも“かわいらしさ”を感じるようになってきます。 ファイナルシーズンの最後の最後、ジャックの運命を動かすクロエの行動に、胸を打たれること間違いなしです!

さて、この“眠らない男”ジャック・バウアーの男気はどうでしたか? WOWOWでは、『24 -TWENTY FOUR-』を毎月1シーズン、8ヶ月かけて全シーズンが放送しますので、未見の方も、既に大ファンという方もぜひご注目を!スタートは9月29日(土)、ちなみに、第1~3話無料放送。 しかも、主演のキーファー・サザーランドは、10月5日スタートのドラマ『TOUCH/タッチ』(WOWOW 毎週金曜 23:00~、初回は無料放送)で、また新たに難しい役どころに挑戦する模様。これはもう、見るしかないですよね~!