「俳優に高額なギャラを支払う時代は終わった」と主張しつつもそれをポジティヴに受け止めているブラッド・ピット (C)BANG Media International

ブラッド・ピットが、現在のハリウッドにおいて俳優に高額なギャラを支払う時代は終わったとBBCに話している。

ブラッドは今回、世界的な金融危機によりハリウッドが大物俳優に支払うギャラが落ち込んでいることを示唆し、トップ俳優は現在の経済の変化についてこなければならないと主張。現在メジャー俳優が映画1本あたり1,000万ドル(約7億7,000万円)の収入を見込めるかというBBCの質問に対してブラッドは「ああ、その時代はもう終わったよ。その計算では今では成り立たないね……そんな契約は近頃見込めないよ」と答えた。

しかし、業界のギャラの低下を認めつつも、ブラッドは現在の状況がハリウッドにとってとても興味深い時期だと感じているようで、経済的な苦境はかえって業界に新風を吹き込むことになるとも話した。「とても興味深い時期だね。どのスタジオも経済の悪化によって試練の時に立たされているから、大作重視になってきてるんだ。それは新しいフィルムメーカーたちにとって大きな扉が開かれているということを意味しているんだよ」

そんなブラッドは、7月にフォーブス誌が公表した俳優長者番付によれば、昨年だけでも2,500万ドル(約19億4,500万円)を稼ぎ出していて、1位にランクインしたトム・クルーズは7,500万ドル(約58億3,600万円)の収入があったとされている。

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